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鍋料理

冬を乗り切る食事

読売新聞より


(1)鍋料理 栄養バランス良く

 寒さが厳しさを増す季節になった。体調管理が難しい冬を、食事を通して元気に過ごしたい。

 寄せ鍋、水炊き、しゃぶしゃぶ……。肉や魚介、野菜、豆腐など様々な材料を入れる鍋料理は冬の定番だ。外食を控える「内食回帰」もあって人気が高まっているが、栄養面でも優れている。管理栄養士の竹内冨貴子さんは「多くの食材でつくるので、たんぱく質やビタミン、カルシウム、食物繊維といった体に必要な栄養素を一度でバランス良くとれます」と言う。

 国が作った「食事バランスガイド」では、主食(ご飯など)、主菜(肉、魚介など)、副菜(野菜など)に、果物と乳製品を加えた食事を望ましい組み合わせとして提唱している。ご飯と一緒に食べたり、雑炊やうどんで締めたりすることが多い鍋料理なら、主食と主菜、副菜が一度にとれる。

 野菜も生よりも多く食べられる。厚生労働省は野菜を1日350グラム以上食べることを目標にしているが、成人で達しているのは全体の約3割。鍋で煮た野菜は、かさが減るので200グラム程度はいける。

 冬の健康管理の一つは体を冷やさないことだ。風邪のウイルスなどに対する抵抗力をつける免疫物質は、体が温まって血液の循環がよくなるほどつくられる。その点、薬味に使う唐辛子やショウガなどには血行促進の働きがある。

 竹内さんは家族で食卓を囲める点も重視する。食材の話題などで会話が弾めば、子供たちは食べる楽しみを感じ、おいしさも増す。

 いいことずくめのようだが、注意点もある。塩分と脂肪分のとりすぎだ。だしを十分取ったり、薬味を活用したりして塩分は控えめに。野菜に多く含まれるカリウムは塩分を体外に排出させる効果があるので、野菜の比率を高めて脂身の多い肉を減らしたい。


(つづく)
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風力発電と健康

風力発電所近隣から苦情「風車の音」健康への影響調査へ

読売新聞より


 風力発電施設の風車の回転などで出る「低周波音」と呼ばれる音波が、人間の健康に及ぼす影響を検証するため、環境省は来年度から初の大規模調査に乗り出す。

 クリーンエネルギーとして期待される風力発電だが、近隣住民から体調不良の訴えが増加。人間の耳には聞こえにくい低周波音の影響が疑われるが、裏付けるデータがなく、同省は調査が必要と判断した。

 来年4月から4年計画で、国内のすべての施設1517基を対象にする。調査は、近隣住民への聞き取りなどから、不眠症や耳鳴り、手の震えなど健康被害の実態を把握。体調が悪くなる時間帯と風車の稼働時間との関係や、低周波音の発生レベルなどを継続的に測定する。住宅と施設との距離、気象条件などを考慮して、因果関係を探る。

 住民が不快と感じた低周波音を、実験室内で再現して多くの人に体験してもらい、体調不良と低周波音の関係を再検証する。

 同省は2004年、工場や工事現場から発生する低周波音に関しては、体調に影響を与える可能性の高い周波数の基準を示した。だが、風力発電施設の場合、風の強弱によって低周波音の周波数や強さが常に変化するため、工場の基準は適用できない。


(つづく)

水中ストレッチ

股関節をいたわる

読売新聞より


(4)水中ストレッチ 痛み軽く

 今回は、水中で股(こ)関節を鍛える運動を紹介しよう。運動の際、地上では体重がかかり股関節に負担となるが、水中では浮力があるため、痛みを軽減しながら筋肉を鍛えることができる。

 神奈川リハビリテーション病院(神奈川県厚木市)の理学療法士、森井和枝さんは「水中では、太っている人でも楽に運動できる。バランスが取りやすく、転倒する危険も少ない」とメリットを強調する。

 水中では地上に比べて、水の抵抗が大きい。このため、水の抵抗や水圧を生かして筋肉を鍛えられる。森井さんが勧めるのは、股関節の前側や内側の筋肉のストレッチと歩行。

 まず水中で軽く歩いて脚の筋肉をほぐす。次に直立姿勢で片ひざを上げ、外側に開く。そのままの高さで内側に戻す。水の抵抗で太ももの内側の筋肉を伸ばすストレッチだ=イラスト1=。左右5回ずつ行う。慣れてきたら、歩きながら行う。

 次に、両脚を開いて片方のひざを曲げ、もう片方の足のつけ根に手をあてて押し、太ももの内側の筋肉を伸ばす=同2=。左右10秒前後行う。

 次は股関節の前側の腸腰筋のストレッチ。壁に寄りかかり、両手で片方のひざを抱え、腰を軽く前に出して、もう片方の股関節の前側の筋肉を伸ばす=同3=。左右10秒前後行う。

 最後に大またで水中をゆっくり歩く。太ももの裏側のハムストリングスや腸腰筋など様々な筋肉を伸ばしながら鍛えることができる。

 最初はストレッチと歩行を合わせ30分程度。徐々に長くする。森井さんは「だるさや痛みの具合を翌日チェックし、運動量や時間を調整しましょう」と話している。(小野仁)

 (次は「冬を乗り切る食事」)


(つづく)

股関節と筋トレ

股関節をいたわる

読売新聞より


(3)筋トレで骨の変形予防

 筋肉トレーニングやストレッチによって股(こ)関節周辺の筋肉を鍛えれば、股関節の骨の変形を予防できる。

 関東労災病院(川崎市)の理学療法士、園部俊晴さんは「骨の変形による痛みは、筋力の不足や姿勢が悪くなることで生じやすい」と指摘する。股関節は胴体と脚を連結している部分なので、筋力が弱かったり、筋肉に柔軟性がなかったりすると、脚を動かしづらくなり、姿勢も悪くなる。

 股関節を支える重要な筋肉が尻の部分にある大殿筋と中殿筋。股関節の後ろ側の大殿筋は、弱くなると腰が曲がって、よい姿勢を保てなくなる。尻の側面の中殿筋は弱くなると、骨盤が不安定になり、左右のバランスが悪くなる。

 また、筋肉の柔軟性が損なわれると腰などに負担がかかる。負担をかけないためには、脚を伸ばす筋肉である股関節の前側の腸腰筋と、太ももの裏側のハムストリングスのストレッチが特に大切だ。

 園部さんが勧めるのは計4種類の筋トレとストレッチ。まず、大殿筋と中殿筋の筋トレ。大殿筋では、あおむけになって両ひざを立て、尻を持ち上げる=イラスト1=。中殿筋では、横向きに寝て、片方の足を持ち上げる=同2=。それぞれ1回3?5秒くらい、1セット左右10回で3セット行う。

 次にハムストリングスと腸腰筋のストレッチ。ハムストリングスは、いすなどに片方の足をのせ、前傾して太ももの裏側を伸ばす=同3=。腸腰筋は片ひざ立ちになり、もう一方のひざを床について、腰を沈め股関節の前側を伸ばす=同4=。1回20?30秒でそれぞれ左右3回程度行う。

 慣れてきたら少しずつ負荷を上げる。痛みがある時は負荷を減らす。園部さんは「筋肉がちょっと張る程度がいい。痛みが続くようなら医師に診てもらいましょう」と話す。


(つづく)

股関節痛と肥満

股関節をいたわる

読売新聞より


(2)太り過ぎると負担大
 骨盤のくぼみと大腿骨(だいたいこつ)の先端をつなぐ股(こ)関節は、40?50歳代になると、骨が変形し、痛みを感じるようになることがある。骨の変形が進むと、手術が必要になることもある。

 股関節の痛みなどに詳しい吉田整形外科(東京)院長、吉田雅之さんは「症状を知って早めに発見し、悪化を抑えることが大切」と話す。

 吉田さんによると、早期発見には、股関節の異常の兆候をとらえる必要があるという。股関節は通常、骨盤のくぼみと大腿骨の先端にある軟骨がクッションになっており、体重のかかり方が悪くても、初めは痛みを感じないことが多い。

 しかし、加齢で軟骨や股関節周辺の筋肉が弱くなり、軟骨がすり減ってくると、股関節に鈍い痛みが生じる。長時間歩いた後や運動後に股関節の周辺が重い、だるい、といった症状が出たら異常の兆候だ。股関節周辺の筋肉に負担がかかるため、尻や太ももなどにじわっとした痛みを感じることもある。

 休息をとることで痛みがとれても、しばらくしてまた痛むなど症状に波があるのも特徴だ。軟骨のすり減りや骨の変形が進むと、痛みで股関節を動かしにくくなり、靴下やストッキングをはきづらい、足の爪が切りにくいなど日常の生活に影響が出てくる。

 吉田さんは「痛みが長く続くか、強かったら、医師にみせて」と言う。

 股関節の骨の形を診察してもらう機会は、小児期に骨の形の不具合が見つかった場合などを除き、一般的に少ない。診察により、自分の骨の形を把握することができ、痛みが股関節の形の不具合によるものかがわかる。

 股関節は、実は体重の影響を受けやすい。日ごろから太り過ぎないように注意することが大切だ。初期の変形性股関節症と診断されたら、長時間歩き続けたり、重い荷物を持ったりすることはなるべく避けるようにしたい。

 吉田さんは「体重の管理や筋肉を鍛えることによって、股関節の働きを長持ちさせましょう」と指摘する。

 【股関節の異常の兆候】

  (吉田さんの話をもとに作成)
・ひざや足首、腰などが痛い
・立ち上がる時や座る時、階段を上り下りする時に股関節周辺に痛みを感じる
・足を引きずったり、体が揺れたりする感覚があり、体の左右のバランスが悪い
・あぐらをかきづらい
・足が開きにくい


(つづく)

股関節の痛み

股関節をいたわる

読売新聞より


(1)炎症招く臼蓋形成不全

 体重を支え、歩行を担うのが足のつけ根である股(こ)関節。40?50歳代になると、股関節の骨が変形し、悪化すれば歩行が困難になることもある。今回は股関節の痛みなどについて考える。

 「股関節の痛みは、小児期の骨の形の不具合によって骨が変形して起こることが多い」。順天堂大医学部付属練馬病院整形外科教授で、股関節外科が専門の野沢雅彦さんはそう指摘する。

 股関節は、骨盤のくぼみに、大腿(だいたい)骨の丸い先端が入り込んでいる部分だ。骨頭と呼ばれる大腿骨の先端と骨盤のくぼみにはクッションの役割をはたす軟骨がある。また、股関節の周りには、脚を後ろに上げる大殿筋や脚を開く中殿筋などがあり、股関節を支えている。

 骨盤のくぼみは大腿骨の骨頭を屋根のように覆っており、屋根のかぶりが浅い状態を臼蓋(きゅうがい)形成不全という。臼蓋形成不全は生まれつきであることが多いが、成長過程で治る場合もある。

 股関節の痛みで40?50歳代以降の女性に多いのが臼蓋形成不全などを原因とする変形性股関節症だ。骨盤のくぼみの形が悪いと、体重を支えるバランスが損なわれ、特定の部分に体重がかかるようになる。その場合、軟骨がすり減り、炎症を起こす。また、骨同士がぶつかるようになり、骨が変形しやすくなる。悪化すると歩行が困難になり、手術が必要になる場合がある。

 一方、臼蓋形成不全とは別に、体重の増加や加齢でも、骨が変形しやすくなることがある。増えた体重のためさらに股関節に負担がかかったり、中殿筋などの筋肉が衰えたりするためだ。野沢さんは「痛みが出るかどうかは、骨の変形の程度や生活習慣などによって違ってくる。違和感があったら、股関節の異常を疑って医師と相談してほしい」と話している。


(つづく)

不況から介護職へ

[支えたい 介護の現場から]派遣から転身 奮闘中

読売新聞より


ケアにやりがい * 資格取得へ意欲

 昨秋からの不況で仕事を失った人や離職者たちが、介護業界に飛び込み、奮闘している。まだ慣れない仕事に戸惑いながらも、やりがいや魅力を見いだし、「生涯の職」と決意した人もいる。未経験者を迎え入れた施設側も、定着に向け、人材育成を進めている。(野口博文)

 宮崎市の特別養護老人ホーム「悠楽園」の脱衣室。仲地淳さん(36)が、風呂上がりの高齢者の足元にドライヤーをあてながら、「乾かしますよ」と声をかけた。「硬直した指はタオルでふきにくいから」と仲地さん。先輩の動作や知恵を見よう見まねで覚える日々だ。

 精密機器の工場の製造ラインで派遣社員として働いていたが、今年2月、雇い止めに遭った。宮崎県が離職者向けに実施する介護研修の応募広告を新聞で見つけ、「大変そう」と思いながらも3月末まで研修を受け、4月に同施設に採用された。

 初めは認知症の入居者らと何を話してよいかわからず、黙り込んだ。大きな声を出すのが恥ずかしくて、耳の遠い人を避けた。しかし、先輩の動きをじっと観察し、飛び交う専門用語は、自宅で調べた。

 「私はどうしたらいいの」と不安げに歩き始める入居者に、目線を合わせて寄り添い、一緒に歩く。食べ物を口からこぼし、衣服が汚れた入居者を見つけると、すぐにふき取る。その際、「ありがとう」という言葉は返ってこないが、仲地さんには喜んでいるように映る。「私が気づかなければそのままだったかも。そう思うとやりがいを感じます」

 9月からは、日勤を終えると、ホームヘルパー2級の取得講座に向かう。今後は身体介護などもこなしたいと積極的だ。

 「自分や母ならどうしてほしいかと、常に思い浮かべながら接している」という仲地さん。「どうして入浴が週に2回なのか。もっと入れてあげたい」。そんな素朴な疑問を口にする仲地さんを、職場の仲間らは、「新鮮な目は、介護の質を高めるための財産です」(運営法人の関本和幸・ケア管理部長)と歓迎する。


 責任が重くのしかかる夜勤をこなす人もいる。

 大分県国東市の特別養護老人ホーム「鈴鳴荘」に、今年2月に採用された元派遣社員の男性(47)は、3か月を過ぎた頃から、週に1回程度、夜勤も任されるようになった。午後10時から翌朝7時までは一人で、20人の個室を巡回する。顔をのぞき込み、鼻に手をあてて呼吸を確かめ、ずれた布団をかけ直す。オムツ交換は6人に各2回で計12回行う。

 今年1月まで勤めたカメラ部品製造工場を含め、20年以上製造現場で働いてきた。「失敗して不良品が出ても、作り直せばそれで済んだ。でも今は違う。人の命を預かっている以上、食事や入浴を介助している際にミスは許されない」と、気を引き締める毎日だ。

 妻と小学1年生の長男の3人暮らし。月給は手取りで15万円ほど。3年後に介護福祉士の資格を取れば、手当がついてアップする見込みだ。「働く目標ができた。この世界でずっと頑張っていきたい」と意欲的だ。

 同施設では事業拡大に伴い、昨年11月以降に中途採用した27人が働き続けている。だが、年下の女性職員から指導されるのを受け入れられず、去った男性もいたという。総合施設長の高橋とし子さん(54)は、「せっかく育てても、景気が回復したら、待遇面で、辞めていく人も出るのではないか。それは残念なこと。そうならないように、施設も、国も、待遇改善の努力が必要だ」と指摘している。

 施設も人材育成に力

 未経験者を受け入れる施設側も、人材育成に熱心だ。

 静岡県伊豆市の特別養護老人ホーム「土肥ホーム」では、昨年度採用した10人のうち、他産業からの転職者が8人を占めた。介護職員全体の6割以上は転職組。新人の有資格者の確保が難しい地域なので、指導・育成には特に力を入れてきた。

 「新人職員指導計画」では、入職2?3日目は食事介助、2週間目は排せつや移乗、2か月目は「シフトに入り、技術を確認しながら業務を覚える」など、指導内容と時期を定めている。日付ごとの業務と指導役の先輩の名前を記した業務表が一人ひとりに用意され、その日の業務終了後に本人が、どの入居者に、どこまで介護を行えるようになったのかを記入する。翌日の指導者がそれを確認し、指導に当たる。

 介護課長の鈴木かよ子さん(52)は、「現場で教えるのは負担が大きいが、その人が育ち、独り立ちすれば、結果的に現場が楽になる」と話している。


(つづく)

ダイエットペース

どこまでやせればいいの

読売新聞


気になるメタボ

 「腹が出てきた」と気にしている人は多い。でも、どこまでやせれば健康なの?

 東京・大手町にあるスポーツ施設。夜6時を過ぎると、会社帰りのサラリーマンらが続々と汗を流しに訪れる。

 約3年前から週3回程度通っている男性会社員(45)は、「体に脂肪が多くなり通うようになりました。最初、84キロあった体重は4キロ減ったけれど、妻には『まだ腹が出ている』と言われています」と、トレーニング器具に向かった。

 また、初めて施設を訪れた別の男性会社員(42)は「30代の時から体重が約30キロ増え、90キロを超してしまった。腹回りも90センチ以上あり、完全にメタボ。来年夏までに80キロを目指したい」と意気込んだ。

 昨年から、腹囲測定を行うメタボ健診が始まった。腹囲が男性85センチ以上、女性90センチ以上か、体格指数の「BMI」(計算式は別掲)が男女とも25以上がメタボの条件になる。この健診が始まったことで、体形を気にする人は増えた。

 「BMI25以上」は、日本肥満学会が決めた肥満の定義。標準は22だ。同学会理事で東京逓信病院内科部長の宮崎滋さんは「肥満症の診断基準を作った10年前、BMIが22程度の人が、男女とも最も死亡率が低いという国内外の研究報告が複数あり、この基準を採用した」と説明する。

「小太り」長生き?
 ところが最近、BMI25を少し超えたぐらいの人の方が長生きするという研究報告が相次いでいる。

 厚生労働省研究班(班長=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)が40?69歳の男女約9万6000人を約10年間追跡した研究では、がんや心臓病に最もなりにくい男性は、たばこを吸わず、酒を時々飲むBMI25?27の人だった。女性はBMI19?25ぐらいの人の死亡率が低かった。

 津金さんは、「栄養状態が良ければ血管が丈夫で、感染症やがん細胞に対する抵抗力もあると推測できる。若くて肥満の人は、将来的に血圧や血糖値などに影響が出る可能性があり、やせる必要があるが、中高年で小太りの人はそれほど気にしなくていい」と解説する。

 また、東海大医学部教授の大櫛陽一さんが、神奈川県伊勢原市の男女約2万人を平均7年間追跡し、そのデータを基に人口10万人当たりの年間死亡率を割り出したところ、死亡率が最も高いのは男女ともBMI18・5未満の人だった。そこからBMIが25?27ぐらいに上がるまで、死亡率は低下し続けた。

 大櫛さんは「BMI18・5未満のやせすぎは問題。BMI30前後の人は体重の増加に気をつけた方がいい。男性は22?27、女性は20?27程度であれば、体重そのものは、それほど気にしなくてもいい」と話す。

 身長1メートル70の男性でBMI22?27というと、体重は64キロ?78キロ。健康的な体重の幅はとても広いことが分かる。(利根川昌紀)

3?6か月で3キロ目安

【体重を増減させる時の注意点】
〈体重を減らす場合〉
・急激にやせると、脂肪だけでなく筋肉も落ち、リバウンドも起こしやすい。3か月から半年かけて3キロ減が目安
・運動は歩くことが基本。1日1万歩か60分程度を目指す。無理なら7000?8000歩、40分程度歩く
〈体重を増やす場合〉
・増やす場合も、3か月から半年で3キロ増が目安
・食事は栄養バランスを心がけ、食べて太るのではなく、適度な運動もし、筋肉を増やす

BMIの計算式
 BMI=体重(キロ・グラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)
 例えば、身長1メートル75で体重80キロの人の
 BMIは、80÷1.75÷1.75=26。


(つづく)

断食道場

断食してみた

読売新聞より


(4)道場生活 最終的に2.6キロ減

 回復食は品数も多く、結構豪華 断食後、急に元の食事に戻すと、飢餓状態に合わせた体は対応できず体調を崩しかねない。

 断食と同じ日数をかけ、低塩分・低カロリーの回復食で徐々に元の状態に戻すことが必要だ。兵庫県洲本市の「五色(ごしき)県民健康村健康道場」に5泊6日滞在した私は、3日間断食し、4日目に1日800キロ・カロリー、5日目に1000キロ・カロリー、6日目に1200キロ・カロリーの回復食をとる日程を組んだ。

 断食中は、ものをかむ感触が猛烈に恋しかった。回復食第1号は、ロールパン1個、牛乳200cc、オレンジ半分、スライスチーズ半切れの朝食。いつもなら3口ほどで食べてしまうパンをちびちびちぎり、のど越しまで丁寧に味わった。野菜が多い昼・夕食は、かむ喜びが満腹感をもたらし、おかゆを半分残すほどだった。

 気分が高揚する断食効果が表れたのは、回復食が始まる直前。食べ始めると消えてしまうかと心配したが、逆に強まっていった。道場長によると、回復食の段階でも私のように爽快(そうかい)感が高まる人もいる。うつ病と肥満で来ていた20代の女性は頭痛や吐き気や不快感が回復食の間も続き、心身の反応には個人差があるようだ。

 体重は回復食中も微減し、帰宅する6日目の朝、最終的に2・6キロ減となった。見た目が変わらず残念だったが、減り過ぎるのも体の維持機能が働いていないことになり問題という。脂肪の分解度を測る検尿結果も高い値を記録し、「順調な経過」と評価された。

 道場では、帰宅後も効果を持続するためにミニ断食を勧めている。週1日、1、2食断つ程度なら医学管理も回復食も必要ない。私も当初、毎週日曜日に2食抜き、1か月後には4キロ減った。そのうち面倒になり、2か月後の今は少し戻ってマイナス3キロ。それでも毎晩必ず飲んでいたお酒を飲まない日ができ、バカ食い、バカ飲みもなくなった。

 費用は5泊6日で約9万7000円。かろうじてリバウンドしていないのは、断食効果なのか、無駄にしたくないという意地のせいなのかはわからない。ただ、知らぬうちに蓄積していた心のおりを取る効果は確実だ。(岩永直子)


(つづく)

運動不足

大人「運動不足」最多73%、40歳代86%

読売新聞より


 成人の4人に3人は日ごろ運動不足を感じていることが、内閣府が21日に結果を発表した「体力・スポーツに関する世論調査」で分かった。


 調査は9月24日?10月4日に、全国の20歳以上の男女3000人を対象に面接方式で実施した。1925人が回答し、回収率は64・2%だった。

 運動不足を感じると答えた人は「大いに」と「ある程度」をあわせて73・9%で、2006年の前回調査から6・3ポイント増え、同様の質問を始めた1991年以降で最も多くなった。年代別では40歳代が最も割合が高く、86・6%に達した。

 この1年間に何らかの運動やスポーツをした人は全体の77・7%で、これらの人に運動の頻度を聞くと、「週3日以上」が30・2%で最も多かった。前回より1・1ポイント増え、17・1%だった88年の2倍近い割合となった。「週1?2日」が28・1%、「月に1?3日」が23・4%で、半数以上は週に1回以上の頻度だった。

 運動の種目(複数回答)はウオーキング(48・2%)がトップで、体操(26・2%)、ボウリング(15・7%)が続いた。

 また、85・4%の人が「健康である」と答えたが、「体力に自信がある」とした人は62・4%だった。


(つづく)

断食志向

断食してみた

読売新聞より


(3)性格や生活 見つめ直す

 断食道場で、減量できたり、体調が良くなったりしたとしても、帰ったらどうなるのか。

 ダイエット目的に、記者が入門した兵庫県洲本市の「五色(ごしき)県民健康村健康道場」。道場長の笹田信五さん(61)は言う。「食べ過ぎ、飲み過ぎや心身の不調を招いたストレスを根本から解決しなければ、簡単にリバウンドします」

 それでは困るので、この道場ではリバウンド対策として、性格分析と座禅で使う丹田呼吸法の講義も用意する。性格分析でストレスの原因を明らかにし、呼吸法で自律神経の働きを高めてストレス解消を図るという作戦だ。

 好きな仕事をしている自分にストレスがあるとは思えない。だが、深夜の帰宅後、寝付けずに、ワインや焼酎を飲みながら、おつまみもしっかり食べる習慣は続いている。

 入所前の宿題として全員が行う性格分析テストによると、私は好奇心は強いが、合理性に欠け、我が道を行くタイプ。講義では、ストレスの最大要因となる人間関係の問題が、互いの性格のどんなずれから生まれるのかが解説され、自身の問題を整理させられる。

 講義のもう一つの柱は、豊かな時代に増えた現代型ストレスの解説。中でも、「自分を生きたい自分」と「社会適応しようとする自分」が葛藤(かっとう)するというストレスには、思い当たる節があった。

 中堅世代となり、思い入れの強いテーマで仕事ができるようになっても、組織の中では自分の思いがすべて通るわけではない。私の頑固な性格はその葛藤を余計強め、無意識に帰宅後の飲食で紛らわせていたのではないか。「この性格で新聞記者を続けたいならストレス解決は無理」と半分リバウンドを覚悟した。

 食堂や講義で顔を合わせるうちに始まった入所者同士のおしゃべりも、自分を見つめ直す大切な時間だった。リウマチに悩む50代の女性は仕事のストレスを、過食症の30代の女性は家族の介護に縛られた日々を打ち明けた。日常生活の役割を脱ぎ捨て、同じ過酷な状況下に置かれると、世代や立場を超えて悩みをさらけ出しやすい。自助グループに似た不思議な連帯感がそこにはあった。(岩永直子)


(つづく)

手術で治る認知症

「手術で治る認知症」31万人…東北大教授調査

読売新聞より


 「手術で治る認知症」とも言われる「特発性正常圧水頭症」の疑いがある高齢者が、国内に約31万人いる可能性のあることが、東北大教授の森悦朗さん(高次機能障害学)の調査で分かった。

 特発性正常圧水頭症は、脳の中の髄液の流れが悪くなり、脳室という空間にたまる原因不明の病気。うまく歩けなくなる歩行障害、物忘れや判断力低下といった認知症の症状、尿を漏らす尿失禁の三つが特徴だ。髄液の流れを良くする管を体内に埋め込む手術で、症状が改善することが多い。

 調査では、宮城、山形両県の高齢者の中で、この病気の症状がある人の割合を出した三つの論文を分析。脳室の画像や症状から、1457人のうち、16人(1・1%)にこの病気の疑いがあるとした。

 10万人あたりの有病率では約250人になる計算で、アルツハイマー病(10万人あたり約1000人)とパーキンソン病(同100?150人)の間になる。

 過去には、この病気でない認知症患者にも手術が行われ、効果が表れないケースも少なくなかったが、現在では診断のための検査方法が確立している。森さんは「高齢者を抱える家族は、疑わしい症状があったら、神経内科医や脳神経外科医に診せてほしい」と話している。


(つづく)

断食と生命力

断食してみた

読売新聞より


(2)生命力を高める効果

 兵庫県洲本市の「五色(ごしき)県民健康村健康道場」で断食を始めて2日目頃から、体調の変化に気づき始めた。常にボーッとして、仕事の本を読む気がしない。メモを取るのもおっくう。低血糖の影響だ。

 3日目の朝には、頭と体の痛みで目が覚めた。回診に来た道場長に相談すると、毎朝の検尿結果を見て、「代謝が急激に変化しているからですね。安定すれば楽になりますよ」と、正常な反応であることを説明してくれた。

 断食中は、本人はのんびり過ごしているつもりでも、体は生命を維持するための機能を総動員している。例えば、脳に必要な糖分は断食後半日で尽きるが、盛んに分泌される副腎皮質ホルモンが筋肉から作り出す。そのほかの臓器に必要なエネルギーは、自律神経系が働き、おなかに蓄えた脂肪を分解して確保する。

 感受性も強まった。体が楽になった翌朝、毎日見ていた中庭の針葉樹に実がなっていることに初めて気づく。木漏れ日に感動し、映画にやたらと泣けた。日常のストレスから離れた影響もあるが、断食が進むとモルヒネ作用のあるホルモンが上昇し、爽快(そうかい)感が得られるのだという。

 一時的に栄養を断つことで、自身の持つ生命力を活性化させ、心身を健康にするのが断食療法の理論と教わり、単純に考えていた自分を反省した。

 体重は毎日約600グラム落ちていったが、やせている入所者も多いのは驚きだった。リウマチ、うつ病、アトピー性皮膚炎など病も様々。心身相関を良くする断食は肥満以外にも効果があるという。

 ただ、代謝が急変するため、不整脈や胃十二指腸潰瘍(かいよう)、脱水症状などが起こりやすくなる危険もある。入所時も心電図、血液検査など詳しい検診を受けたが、医学管理が厳重なのはそのためだ。運動や喫煙は厳禁。毎日2リットルの水分補給が課され、しょっちゅうトイレに駆け込んだ。断食は適切な指導の下で行いたい。(岩永直子)


(つづく)

断食道場

断食してみた

読売新聞より


(1)公的な専門「道場」で挑戦

 記者(36)は太っている。深夜の飲食、運動嫌いがたたり、就職してから12年で増えた体重は13キロ。

 おからクッキーから、炭水化物抜き、油ぬるぬるもみ出しエステまで数多くのダイエットを試しては、食欲の誘惑に負けて、リバウンドを繰り返してきた。

 そんな長年の経験から学んだのは、「食べなきゃやせる」という黄金の法則だ。しかし、ダイエットでは空腹との戦いが一番難しい。唯一手を出せずにいたのが断食だったが、生活習慣病も気になる年頃、断食道場への入門を決めた。

 5泊6日でお世話になったのは、兵庫県・淡路島にある「五色(ごしき)県民健康村健康道場」。1982年に県と旧五色町(洲本市)が作った国内唯一の公的な断食の専門施設だ。長年断食を研究してきた内科医、笹田信五道場長(61)が常駐する。

 ここでの毎日は極めて規則正しかった。朝は7時前に起き、体重や血圧、脈拍などを自分で測って記録する。自己管理の癖を付けるためで、面倒なようだが、体重見たさに早起きが楽しみになった。

 断食中でも、低脂肪乳で作った100キロ・カロリーの特製ジュース(約300cc)だけ3食飲める。バナナやパイナップルでうっすら甘みも付き、入所中1度も空腹感に苦しまなかったのは意外だった。

 朝食後と午後の2回、回診で健康状態をチェックしてもらい、入浴後は午後10時に消灯。その間に、太極拳の動きをとり入れた体操や呼吸法、ストレス解決のための講義があり、自由参加ながら、ほとんどの人が顔を出していた。

 空いた時間は、海が見渡せる中庭の林を散歩したり、道場が貸し出す映画のDVDを部屋で寝そべって見たりした。仕事や家族から離れ、自分自身のためだけにゆっくりと時間が流れていた。(岩永直子)


(つづく)

インフルワクチン

小児への接種、東京でも開始

読売新聞より


使い切れない…「10倍容器」で混乱

 新型インフルエンザ対策として、東京など少なくとも五つの都県で16日、健康な子供を対象にしたワクチンの接種開始日を迎えた。

 ただ、厚生労働省が新たに導入したワクチンの容器は通常の10倍にあたる10ミリ・リットルで、1日で使い切ることが難しいことから、次の休日に接種を先延ばしする医療機関が目立つなど、スタートにはばらつきが出ている。

 東京で対象となるのは1歳?就学前の小児で、埼玉、和歌山、佐賀、長崎は1歳?小学3年。ワクチンの容器は、10ミリ・リットル、1ミリ・リットル、0・5ミリ・リットル(保存剤の入っていない妊婦用)の3種類あり、10ミリ・リットル容器は大人だと約18回分、子供だと約30?45回分で、24時間以内に使い切らなければ廃棄される。

 厚生労働省は当初、1ミリ・リットル容器による出荷を計画していたが、流通の効率化に加え、製造工程の無駄を省いて増産できる10ミリ・リットル容器を導入。今月6日に全国に出荷されたワクチン約200万ミリ・リットルのうち半分は10ミリ・リットル容器だった。

 東京都文京区の「保坂こどもクリニック」では、6日に10ミリ・リットル2本と1ミリ・リットル2本が届いた。ワクチンを無駄にしないため多くの子供に対応できる日曜日の22日から、希望者にまとめて接種することを決めた。その後、1ミリ・リットル30本が追加で届いたが、すでに22日からの接種を希望者に伝えていたため、予定通り始めるという。保坂篤人院長は「規模の小さい医療機関では10ミリ・リットルを使い切るのは大変。1ミリ・リットルがありがたいのだが……」と話した。

 同じく中央区の小児科医院では、都の決定より1日早い、15日の日曜日に健康な子供向けの接種を始めた。同医院は「予約も殺到していたので、通常診療を行わない日曜日に接種を前倒しした」と説明する。都では「医療機関でワクチンを無駄にするよりは良いという判断なのだろう。10ミリ・リットル容器が使いにくいという苦情は多いが、小規模な医療機関であっても、1ミリ・リットルに絞って配分するのは難しい」としている。


(つづく)

CoQ10に注目

老人性難聴予防「Q10」が効く?

読売新聞より


東大などがマウス実験で明らかに

 年を取るにつれて耳が遠くなる「老人性難聴」は、耳の奥の「内耳」にある感覚器の細胞が遺伝子の働きで死滅して起きることを、東京大などがマウスの実験で明らかにし、米科学アカデミー紀要に発表した。

 抗酸化物質で遺伝子の働きを抑えると、発症しないことも突き止めた。哺乳(ほにゅう)類の耳の仕組みは共通しており、人の難聴予防につながると期待される。

 染谷慎一・東大特任助教らは、損傷を受けた細胞を自殺に導くBakという遺伝子に着目。マウスのBakを働かないようにすると、人間の50歳に相当する生後15か月でも聴力がほとんど低下しないことを確認した。

 Bakの働きを抑えられるか調べるため、17種類の抗酸化物質を餌に混ぜてマウスに与えたところ、栄養補助食品(サプリメント)として市販されているコエンザイムQ10など3種類が難聴予防に効果があることが分かった。


’つづく)

寝たきり防止と漢方

高齢者と漢方

読売新聞より


(4)寝たきり防止に八味地黄丸
 地黄(じおう)、桂皮(けいひ)など八つの生薬を成分とする「八味地黄丸(はちみじおうがん)」は、超高齢時代を迎える日本には欠かせない「抗老化薬」として知られる。

 漢方医学でいう五臓のうち、「腎」の代表的な治療薬。老化によって、呼吸機能や水分代謝などをつかさどる腎の機能が落ちた時に発症する病気に処方されている。

 飯塚病院東洋医学センター(福岡県飯塚市)所長の三潴(みつま)忠道医師らが行った研究でも、腎機能障害、腰痛、気管支ぜんそく、脳血管障害の後遺症などに効果があった。例えば、比較的軽い慢性腎機能障害の患者に八味地黄丸を6か月投与したところ、腎機能障害の進行を抑制する効果があることがわかった。また、手足や腰の痛みなどを訴える患者に4週間投与したところ、60歳以上の患者では6割が改善した。

 三潴さんは「八味地黄丸などの投与で、体力や意欲が回復するため、高齢者の寝たきりを防ぐ効果もあると考えられる」と説明する。

 かつて嘱託医を務めていた病院関連施設の有料老人ホーム「ノア21」で、漢方薬を幅広く活用した経験も持つ。加齢に伴う何らかの病気を患っていた半数以上の入居者に八味地黄丸を処方した。

 90歳代の認知症の男性は、大腿(だいたい)骨骨折と肺炎を患った後、眠りがちだったが、八味地黄丸と黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)の服用で食欲と意欲が回復し、つえをつきながら1日1500歩も歩けるようになった。

 29人中、寝たきりから離脱した人が4人、日常生活動作が改善した人は8人に上ったという。もちろん、八味地黄丸にも副作用があり、胃腸障害がある人などには使えない。三潴さんは「漢方をうまく使えば、医療費や介護費用の膨張を抑えるとともに、何より本人や家族が幸せになる」と話している。(針原陽子)
(次は「断食してみた」です)


(つづく)

恐怖の記憶を消す仕組み

恐怖の記憶消す脳の仕組み解明

読売新聞より


PTSD治療に期待…富山大教授ら

 脳が短期の記憶をとどめる部分では、神経細胞を次々に作り出すことで、恐怖などの記憶を消し去っていることを、富山大学の井ノ口馨教授らが動物実験で突き止めた。

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの治療につながる成果だ。13日発行の米科学誌「セル」に発表する。

 記憶は、脳の「海馬」と呼ばれる部分に保存された後、整理され、マウスは1か月、人間は半年?3年で大脳皮質へ移り、長期の記憶になるとわかっているが、詳しい仕組みは不明だった。

 井ノ口教授らは、海馬で神経細胞の新生が盛んなマウスと、そうでないマウスを実験に用い、恐怖を感じる程度の電気ショックを加え、記憶を調べた。その結果、細胞新生が少ないと恐怖の記憶が海馬にとどまり、細胞新生が盛んだと、移りやすいことがわかった。

 恐怖などの記憶がいつまでも海馬にとどまっていると、何かにつけて思い出しやすく、PTSDの症状が長引くと考えられる。

 井ノ口教授は「海馬の神経新生を活発にする薬剤を開発すればPTSDの治療に役立つ」と話している。


(つづく)

多剤服用を抑える

高齢者と漢方

読売新聞より


(3)多剤服用控えるきっかけに

 複数の病気を持つ高齢者は、症状ごとに薬を処方されていることが多い。

 複数の診療科を受診していれば、それぞれの科から薬をもらって、たくさんの薬を飲んでいる人も少なくない。

 東大医学部付属病院など5病院が2003年に老年科の外来患者約600人を対象に調べた結果、1人当たり平均3・5種類の病気があり、4・5種類の薬を飲んでいたという。

 日本老年医学会では、高齢者に薬の有害作用が増えていることを踏まえ、「高齢者に対して特に慎重な投与を要する薬物のリスト」を05年に作成、ホームページで公開している。

 東大病院老年病科の秋下雅弘准教授は「慢性的な病気を患う高齢者は、薬も長期服用している。そのため、効き過ぎなどで悪影響が出ることが少なくない。医師も多剤服用の問題をある程度認識こそしているが、実際にはあまり配慮していない」と指摘する。

 この点、漢方薬の大きなメリットは、さまざまな症状に対し、1、2種類の薬で対応できることだ。適切な処方さえすれば、症状の改善も図れる。

 福岡県飯塚市の飯塚病院東洋医学センター・漢方診療科部長の田原英一医師が診た70歳代半ばの女性は、認知症で興奮が激しく、精神科で抗精神病薬などを処方されていた。

 抗精神病薬の効き過ぎで普段は眠りがち。足元がおぼつかなく、車いすで来院し、初診の際は、怒って手を振り払った。そこで田原さんが、興奮を鎮める作用のある「三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)」を処方するとともに、精神科からの薬を減らしてもらうと、2週間後の再診ではにこやかな表情で歩いてきたという。

 田原さんは「漢方では、西洋医学とは異なるアプローチができる。多剤投与の影響を受けやすい高齢者の治療に、漢方も取り入れてもらえれば」と話している。


(つづく)

高齢者と漢方

高齢者と漢方

読売新聞より


(2)複合的な症状に威力

 高齢患者の受診が多い開業医の世界でも、漢方薬は広く活用されている。

 東京・練馬区で開業する足立秀樹医師は、まず漢方薬での処方を優先し、西洋薬は補助として使う。とりわけ高齢者の場合は、漢方の選択肢が広いという。「西洋薬では対応が難しいと思われる複合的な症状こそ、漢方の得意分野です」と強調する。

 高齢者は、年をとるとともに体の代謝が悪くなり、食べ物を消化する力も弱くなる。体力・気力は減退して抑うつ的になることもある。こうした患者に対して処方するのは、体を温め、全身の機能を高める「真武湯(しんぶとう)」か、胃腸の働きを改善して意欲を向上させる「六君子湯(りっくんしとう)」という。

 漢方は、風邪やインフルエンザなど急性の病気にも有効だ。足立さんは、患者の体質と、発熱や呼吸の苦しさなどの所見に応じ、10種類ほどの薬を使い分ける。インフルエンザかどうかにかかわらず、多くが一両日で熱が下がるという。

 千葉県山武市の「あきば伝統医学クリニック」院長で、慶応大医学部漢方医学センター客員教授でもある秋葉哲生さんは、施設長を務める老人保健施設の入所者らを対象とした研究から、「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」が、少なくとも季節性のインフルエンザについては、重症化を防ぐとみている。秋葉さんは「患者の自然治癒力を高めていると考えられる」と説明する。

 漢方薬の特徴は、体の反応をコントロールしながら作用すること。寒気がして熱が出たら、漢方薬は、体温の上昇を助けて免疫力を高めることで、ウイルスを排除する。西洋薬との併用も可能という。

 足立さんは「漢方を使えば治療の幅が広がるでしょう。開業医は漢方の効用をもっと学ぶべきだ」と訴えている。


(つづく)

認知症と漢方

高齢者と漢方

読売新聞より


(1)認知症の妄想・徘徊を改善

 高齢化によるさまざまな症状や認知症などに、漢方が効くことが明らかになってきた。どんな時に、どう活用すればいいのだろう。

 高齢者に多い病気の中で、介護する家族らの負担が大きいのは、アルツハイマーや脳血管障害に伴って起きる認知症だ。時間の感覚や場所がわからなくなる見当識障害や記憶障害などは認知症の「中核症状」と言われるが、介護者にとって、「中核症状」より「周辺症状」の方が大きなストレスになることがわかっている。

 周辺症状には、暴力や幻覚、徘徊(はいかい)などがある。これらを軽くするとされるのが、漢方薬の「抑肝散(よくかんさん)」だ。

 東北大学加齢医学研究所の荒井啓行(ひろゆき)教授らのグループは2005年、抑肝散を1か月間ほど投与することで、多くの患者の症状が改善されることを発見した。

 妄想や徘徊などを抑えるには従来、抗精神病薬を使うのが主流。しかし、ふらつきなどの副作用のほか、認知症高齢者への投与で死亡率が上がる危険性も、アメリカで報告された。

 抑肝散の「肝」は、漢方医学的にいえば、血を蓄えて精神活動をつかさどる部位。肝の働きが病的になると、怒りっぽくなったり多動になったりする。荒井教授は「抑肝散は、幻覚などの原因となる『脳の暴走』を止めると考えられる」と説明する。

 荒井教授が診た60歳代の女性のケース。財布や下着などの置き場所を忘れているだけなのに「泥棒にとられた」と激しく騒ぐため、介護者は疲れ果てていた。しかし、抑肝散の投与で次第に幻覚や興奮が治まったという。

 抑肝散の医療保険上の適応症は「不眠や子供の夜泣き」。多動症や徘徊などには認められておらず、抑うつ的な症状がある人にも向かない。もし家族に認知症の周辺症状があるようなら、漢方に詳しい医師の診察を受け、相談してみた方がよい。


(つづく)

トクホ見直しへ

トクホ、廃止も含め見直しへ 福島・消費者担当相

朝日新聞より


 健康によい効果がある食品を国が審査して許可する特定保健用食品(トクホ)について、福島瑞穂・消費者担当相は「果たしている役割が適切か根本的に見直したい」と述べ、トクホ制度の廃止も含めて見直す方針を明らかにした。22日夜、朝日新聞の取材に答えた。有識者や消費者団体、業界関係者による検討会を11月にも開き、10年度に本格的な制度の見直し作業に入る。

 検討会の設置は、花王の食用油「エコナ クッキングオイル」に、発がん性物質に変わる可能性のある成分が多く含まれていることがわかり、同社が今月8日にトクホ表示許可の失効届を出したのを受けて決まった。

 検討される内容は、(1)トクホの表示制度や取り消しを巡る消費者庁の再審査が、消費者に役立つ仕組みになっているのか(2)審議する効能や安全性の試験結果のデータを、企業自らが準備する現行の手続きが妥当か(3)「おなかの調子を整えます」「体脂肪が気になる方に」などの効能や効果の強調をうたった現行の表示のあり方は適切か、など。消費者行政を監視する第三者組織の消費者委員会の意見も聞いたうえで、見直しに着手することにしている。

 福島氏は現状の制度について、「トクホは宣伝で商品の効能が強調され、本来の目的を超えた付加価値がつきすぎているのではないか。国がお墨付きを出す必要はあるのか、ゼロから見直したい」と話した。ただし、「最初から廃止ありきで考えているわけではない」とも言い、トクホの市場規模が約6800億円に上ることも考慮し、「すでに許可を受けている商品の表示を廃止することにもなり、企業への影響が大きいので慎重に考えたい」としている。

 トクホは、科学的根拠もなく効能をうたう健康食品を防ぐ目的で、91年に制度が始まった。飲料やガムなど現在約890品目が許可を受け、専用のマークを付けて販売されている。健康増進法に基づく制度で、9月に所管が厚生労働省から消費者庁に移った。(上田学)


(つづく)

老人ホームの契約トラブル

老人ホームの契約トラブル、都が苦情相次ぎ事例公表

読売新聞より


 老人ホームに関するトラブルが相次いでいる。入居契約や解約をめぐる苦情が目立つ。

 東京都は、入居一時金の返還額が少ないことから起きたトラブルを、間に立ってあっせんし解決した事例を公表。再発防止を呼びかけている。

 都によると、都内で働く60歳代の男性は2006年、都内の介護付き有料老人ホームに90歳代の母親を入居させるため、入居金約450万円(入居申し込み金約100万円、入居一時金350万円)を支払った。

 母親は入居して1年数か月後、突然病気になり入院。その後、快方に向かったので老人ホームに戻ろうとしたが、「夜間は看護師が不在で看護はできない」と言われ、やむを得ず退居した。

 しかし、入居時のパンフレットには「安心の医療24時間体制」など充実した医療体制を印象付ける内容が書かれていた。また、約1年6か月の入居期間で入居一時金の返還金が約10万円だったことから、男性は都消費生活総合センターに相談をした。

 都知事の付託により調停などを行う都消費者被害救済委員会(会長・淡路剛久早大教授)は、入居一時金は家賃の一部前払いにあたり、入居期間に応じて償却されるべきで、残額は返還すべきだと判断。老人ホームが約185万円を返還する内容であっせんし、解決したという。パンフレットについても、入居希望者に誤解を与えるような表示をしないように求めた。

 また、今後同様の問題が発生した場合、今回のあっせん案の考え方に沿った対応を事業者に求めた。

 都は、老人ホーム入居検討時の注意点として、〈1〉同じ会社が運営していても施設ごとに条件が異なるので、資料を入手し、納得するまで説明を受ける〈2〉体験入居を行い、介護・看護体制などの実情を把握する〈3〉退去しなければならない条件、入居一時金の返還条件をきちんと確認する――などを挙げている。

 国民生活センターによると、08年度に全国の消費生活センターに寄せられた老人ホームについての相談は563件で、3年前の1・5倍に増加した。


(つづく)

夜勤と食事

夜勤をのりきる

読売新聞より


(4)食事 仕事前にしっかり

 夜勤をする人は食事時間が不規則になり、バランスも崩れがち。せんぽ東京高輪病院栄養管理室長の足立香代子さんは夜勤者の食事について、仕事前の夕方に取るのが「朝食」、仕事中が「昼食」、仕事後の朝にとるのが「夕食」と考えると、必要な量がわかりやすいとアドバイスする。

 「朝食」はしっかり取り、約1時間半後から仕事を始めると、脳がフル回転する。「昼食」に必要な量は仕事の内容や長さによるが、眠気を防ぐためにも食べ過ぎないこと。例えば6?7時間と夜勤が短い人なら軽めで良いが、野菜ジュースやヨーグルトを加えるなど、たんぱく質や野菜をとる工夫をしよう。

 「夕食」だけは寝る前なのでなるべく軽くするのがポイント。「疲れやすい人は、ふだんからたんぱく質、特にウナギなどのビタミンB1を多く含む食品を増やすとよいでしょう」と足立さん。

 イワシやサバなど脂の多い魚や、トマトやほうれん草など色の濃い野菜をなるべく多くすると、風邪をひきにくい体づくりにも役立つ。

 東海学園大学准教授の武山英麿さん(健康科学)が勧めるのは、手作りのお弁当。主食3に対し、肉・魚などの主菜が1、副菜の野菜が2の割合が理想だ。作るのが難しければ、市販の総菜も上手に利用したい。武山さんは「深夜時間帯にカップラーメンなど糖分の多い食事や間食を取ると、疲労感も増し、眠気も増大しやすいので注意して」と話す。

 よく眠って疲れを取るために、寝る前の2時間は食べないようにしたい。仕事後のお酒はストレス解消になるが、つまみには脂分の少ない野菜の煮物や魚を。糖質の少ない赤ワインなどを、ほどほどに楽しむのがよさそうだ。(片山圭子、小日向邦夫)


(つづく)

また「やせる」食品?!

「やせる」食品 次は、とろろ昆布

読売新聞より


 うどんやお吸い物などに入れて食べる「とろろ昆布」が売れ、メーカーに注文が殺到している。

 テレビ番組で「とろろ昆布ダイエット」が紹介された直後から、買い求める客が相次いでいるためだという。昨年は「朝バナナダイエット」がブームになった。食品ダイエットの効き目のほどは――。

 「とろろ昆布」ブームに火をつけたのは、先月13日に放送されたテレビ番組だった。女性タレントが、とろろ昆布を直接食べたり、おかずにかけて食べたりするダイエット法に挑み、減量に成功した事例が紹介されると、放送翌日から、スーパーでとろろ昆布が飛ぶように売れる事態となった。

 首都圏の大手スーパーの担当者は「放送から数日間、急激に売り上げが伸び、通常の倍以上を仕入れた」。東京都内の別のスーパーも「一時は複数の店舗で在庫がなくなった」という。

 ブームは一時よりも落ち着いたが、メーカーには今も注文が相次いでいる。海藻食品大手の担当者は「売り上げは放送前の6?7倍に上るペース」と話す。別の海藻食品メーカーも「これまで関西以外ではほとんど売れなかったのに、突然、東京などから大量の注文が来るようになり、生産が間に合わない」と悲鳴を上げる。

 とろろ昆布には、どのようなダイエット効果があるのか。今年7月、「とろろ昆布ダイエットバイブル」を出版した矢沢一良・東京海洋大教授(機能食品学)は、「昆布の食物繊維が小腸で脂質などを包み込み、体に吸収されないまま脂質を外へ排出する」と説明する。ただ、「長期的に適量を食べれば効果があると確信しているが、一時的に大量に食べてやせるというのは想定していない」とも指摘する。

 過去、テレビや雑誌で「ダイエットに効果がある」などと紹介されてブームになった食品は、「にがり」「寒天」「白インゲン豆」「納豆」「バナナ」など数多い。だが、2006年の白インゲン豆では、十分に加熱せずに食べて下痢などを訴える人が相次いだほか、07年の「納豆」では、紹介した関西テレビの「発掘!あるある大事典2」が、ダイエット効果に関するデータを捏造(ねつぞう)していたことが発覚するなど、問題も起きている。

 高橋久仁子・群馬大教授(食物学)は、「最近では毎年のように食品ダイエットブームが起き、『またか』という感じだ。テレビ番組などの情報に飛びつき、特定の食べ物を万能薬のように食べるのは、健全ではない。これさえ食べていればやせるという食べ物などはない」と話している。(金杉康政)


(つづく)

夜勤と仮眠と運動

夜勤をのりきる

読売新聞より


(3)気分転換 軽い体操で

 夜勤中、なるべく能率を落とさず気分よく仕事をしたい。労働安全衛生総合研究所研究員の久保智英さんは「夜勤前の仮眠以上に効果が高いのが、夜勤中の仮眠」という。

 深夜に一度眠ることで、睡眠のリズムを整え、疲れにくくなると考えられる。

 大人は眠りが浅くなる周期が約90?100分間隔で訪れるので、2時間の仮眠が理想的。1時間では深い眠りの時に目覚めるのでかえってつらくなる。仕事上2時間が難しいなら、いっそ15分?20分にとどめた方がよい。

 午前4?5時の仮眠はできれば避けたい。「仮眠後、眠気の自覚がなくても脳の働きが回復しにくい時間帯らしい」と久保さん。軽い体操は気分転換に有効だが、眠気解消を目的に激しい運動をすると、逆効果になる恐れがある。深夜は心拍数が下がるなど体が休んだ状態になるからだ。

 大阪国際大学教授の佐藤智明さんは、夜勤中にできる軽い体操(リフレッシュ・ナイト・エクササイズ)を考案した=動画はこちら=。ゆっくりと運動するのがコツで、1秒間に1回手を打つリズム(1拍)を目安に、体操の種類ごとに2?4拍かけて2セット行う。

 同じ仕事でも疲れやすさに個人差があるのは、生活習慣も影響している。久保さんは「睡眠が規則正しい人ほど、連続した夜勤からの回復が速い」という。鉄道総合技術研究所主任研究員の澤貢さんは「運動習慣があり体力のある人は、そうでない人に比べて仕事中に眠気を感じにくく、疲れも感じにくいという実験結果もあります」と話す。


(つづく)

夜勤と睡眠習慣

夜勤をのりきる

読売新聞より


(2)昼間の活動 眠りの質左右

 朝に強い人、夜に強い人など、個人差はあるが、人間にとって夜眠らずに働くのは大きな負担だ。自覚しなくても心身の働きは鈍っていて、ミスや事故を引き起こしやすい。

 疲れをとるには「よく眠る」のが最善の方法だ。枕や寝具、入浴法など、安眠法への関心は高いが、実は起きている時間の質が眠りの質を左右することはあまり知られていない。労働安全衛生総合研究所上席研究員の高橋正也さんは「よく眠るには寝る前だけ努力してもダメ。眠りの質は起きている時間の長さや過ごし方でほとんど決まる」という。

 通常、昼間15?16時間起きていると、睡眠をまとめて取らせるホルモン(メラトニン)が分泌され、体温が下がるなど体が眠る態勢が整う。朝寝や昼寝をしすぎて、起きている時間が少ないと、深く眠れないことが多い。眠るには十分な活動が必要なのだ。

 「昼夜逆転をずっと続けるのでなければ、『昼行夜眠型』のリズムをなるべく崩さないほうが、体の負担は少ない」と高橋さん。夜勤明けの朝に眠りにくい場合、無理に眠らないで少し体を休めるだけにし、昼間は散歩などなるべく体を動かそう。

 次の日も夜勤なら、夕方から2?4時間はしっかりと仮眠を取ろう。夜勤明けが休日なら、昼間はゴロゴロせずに活動的に過ごし、夜早めに休むなど生活リズムを整えることが大事だ。

 長年夜勤をこなしているのに元気な人は、例えば2連続夜勤の場合、図のような生活パターンが多い。正しい知識をふまえて自分に合った方法を工夫しよう。

 夜勤に体を合わせようと、薬やドリンク剤などを常飲するのは逆効果。音楽やストレッチなど入眠前の習慣を持つと、体が眠りの準備をしやすい。高橋さんは「努力しても2、3週間不眠が続くなら、医師に相談して」と話している。


(つづく)

夜勤と健康管理

夜勤をのりきる

読売新聞より


(1)疲労対策 組織的ケアを

画像の拡大 医療や介護、コンビニエンスストアなど、昼夜を問わないサービスは拡大する一方だ。社会が便利になる代償として、深夜から未明にかけて働く人の睡眠不足や慢性的な疲れが課題になっている。夜勤をこなしながら、健康を保つ工夫を紹介する。

 厚生労働省の調査では、夜勤や不規則な交代勤務につく人は、労働人口の約4分の1を占める。「人間は本来、心身ともに昼間は活動し、夜は休息する動物。自由に調整できると思うのは間違い」。労働科学研究所慢性疲労研究センター長の佐々木司さんはこう強調する。

 人間の体には約25時間周期のリズムが備わっていて、体温やホルモンなどが調節されているからだ。

 一日で最も眠気を感じやすいのは、最も体温が下がる午前2時から3時ごろ。この時間帯に夜勤者は緊張しつつ、眠気を抑えて仕事をすることになる。一方、夜勤後にとる睡眠が、活動に適した体温の高い時間帯にくることで、睡眠時間が短縮して質が悪くなり、疲労が回復しにくい。

 夜勤者の自由時間は勤務前だから、仕事前に疲れを感じてしまう可能性も高い。家族との生活時間のずれによって生活の質が下がる影響も無視できない。

 長期にわたる生体リズムのズレは、肥満や高血圧、循環器の病気のリスクが高いことが分かっている。最近、国際がん研究機関が乳がんや前立腺がんの発症にも関連する可能性を指摘。デンマークでは、元夜勤者のがんを労災認定して話題になった。

 「悪影響を減らすには、個人の努力以上に勤務体制の工夫など、組織的な疲労対策が大事だ」と佐々木さんは話す。世界的な対策基準として知られているのが、1982年にドイツのルーテンフランツが提唱した9原則。まずは職場ごとに問題点を話し合ってはいかがだろうか。

■勤務編成による疲労対策9原則■

?夜勤は連続3晩まで
?夜勤と日勤の交代時刻は総長を避ける
?勤務交代時刻は弾力化を
?夜勤の勤務時間は短めに
?次の勤務まで10時間以上空ける
?少なくとも週末を含む2連休をとる
?日勤→夜勤より日勤→夕勤の循環が良い
?勤務が一巡する周期を長くしない
?夜勤、休日など勤務の配置はなるべく規則的に

(つづく)

やせてても「メタボ」? 

やせてても「メタボ」 国際組織が新たな基準

朝日新聞より

  
 メタボリック症候群の基準をどうするか検討していた国際組織が、内臓脂肪の量をみる腹囲について「大きくなくてもメタボの恐れあり」との見解をまとめ、新たに統一の基準を作った。日本のメタボ基準では腹囲が必須条件。だが、専門家からは「やせていて病気のリスクが高い人を見落とす恐れがある」という声も出ていた。

 メタボリックは「代謝」を意味しており、肥満や高血糖といった問題が重なると、心筋梗塞(こうそく)や脳卒中を起こすリスクが高まるという考えが基本にある。国際糖尿病連合(IDF)はこれまで日本と同様に腹囲を必須条件にしていたが、米国はそうではなく、基準がバラバラだった。

 今回統一見解に加わったのはIDF、世界心臓連合、国際動脈硬化学会など六つの組織。議論の結果、腹囲のほか中性脂肪、HDLコレステロール、血圧、血糖値を加えた5項目のうち、3項目以上の検査値に異常があれば、メタボとすることに決めた。腹囲が普通でも、血圧や血糖値などに異常があればメタボということになる。腹囲の値は、国や民族ごとにそれぞれ定めるとしている。

 日本では男性85センチ以上、女性90センチ以上という腹囲であることが第一条件。ただ「女性の方が大きいのは変だ」との声が国内外から出て、厚生労働省の研究班が測定値を見直す作業を進めている。

 また、太っていなくても血圧や血糖値といった異常が重なる人は日本人に多く、心筋梗塞や脳卒中のリスクも高いことが調査でわかっている。腹囲が大きくないと特定健診にもとづく保健指導の対象にならないのが現状だが、「やせていてリスクの高い人への対策が不十分」との指摘があった。新しい世界基準だと、こうした人たちもメタボに含むことになる。

 日本の立場を代表して議論に参加した日本糖尿病学会理事長の門脇孝・東京大教授は「血圧や血糖値などの異常が重なる原因の多くは内臓脂肪の蓄積だとわかってきており、有効な対策を考えるためにも腹囲を必須にした方がいい。日本としては今の基準を堅持する」と話している。(田村建二)


(つづく)

がん検診

がん検診「重要」97%、だけど未受診50%超

朝日新聞より


 内閣府は31日、「がん対策に関する世論調査」を発表した。がん検診の受診については、97.4%が「重要と思う」と回答したが、がん検診を実際に2年以内に受診した人は、胃がん38.1%、肺がん42.4%、大腸がん34.6%、子宮がん(女性のみ)37.2%、乳がん(同)32.3%にとどまった。2年前の前回調査に比べ、いずれもほぼ横ばいだった。

 内閣府が8月27日?9月6日、全国の20歳以上の3千人を対象に調査し、64.5%の1935人から面接形式で回答を得た。

 未受診者と2年以上受診していない人に対し、検診を受けていない理由を複数回答で聞いたところ、「たまたま」が28.1%で最も多く、「心配なときはいつでも受診できる」が18.6%で続いた。


(つづく)
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