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献血

初もうで 次は献血…赤十字社呼びかけ

読売新聞より


新型インフルの影響懸念
 献血する人が少なくなる冬場を迎え、輸血する血液の不足が心配されている。今年は特に新型インフルエンザの影響が懸念される。日本赤十字社は「まだ大きな影響は出ていないが、今後に備え少しでも血液を確保したい」と話す。

 都内では、ほとんどの献血ルームが31日と1月1日を休み、2日から献血を受け付ける。秋葉原の「akiba:F」のスタッフは「初売りを行う電器店も多いので、普段通りの人出が見込める。限定グッズなども用意しているので、遠方から来た人も足を運んでほしい」と話す。

 新年は、初詣で客を見込んだ献血が行われる。

 明治神宮で2?5日、浅草寺と池上本門寺で2?3日、西東京市の東伏見稲荷神社で2日、杉並区の大宮八幡宮で3日、それぞれ献血バスなどが出て献血を実施する。

 都赤十字血液センターでは「和装は締め付けが強く、採血後に気分が悪くなる恐れもあるので、献血の際は普段着をお願いしている。また、お酒を飲んでしまうと採血できないので注意して」と話す。

 東京以外でも、寺社とその周辺で街頭献血を実施するケースは多い。

 川崎市の京浜急行川崎大師駅前で3?4日、千葉県香取市の香取神宮で3?4日、埼玉県日高市の高麗神社で2?5日、川越市の川越大師喜多院前と神川町の金鑚(かなさな)大師前で3日、盛岡市の盛岡八幡宮で2?4日、札幌市の北海道神宮で2?11日に献血を募る。

 長野県では2日に善光寺で実施する。石川県では白山市の白山比(ひめ)神社で、境内に余裕ができる4日に実施する。


 新型インフルエンザについて、発熱やせきなどのインフルエンザの症状のある場合はもちろん、患者や患者の疑いのある人と7日以内に濃厚な接触のあった場合は、献血できないので知っておきたい。

 また日本赤十字社では、献血から7日以内に発症した場合、直ちに連絡するよう求めている。


(つづく)
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高齢者と火災

高齢者の不注意で火災

読売新聞より


昨年最多 消し忘れや衣服に接触
 高齢者の不注意が原因で発生した火災が増えているとして、東京消防庁が注意を呼びかけている。加齢に伴う身体機能や注意力の低下が火災に結びつくケースもある。

 同庁が65歳以上の高齢者の火災状況などを調べた「災害と防災環境からみる高齢者の実態」によると、2008年に、火を消し忘れたり、ストーブにものを落としたりして、高齢者の行為が出火につながった火災は計514件。東京都内で昨年に起きた火災に占める割合は8・9%で、04年以降では件数、割合とも最多だった。このうち死者は53人、負傷者は179人。

 514件の火災を出火原因別に見ると、ガスコンロなどの「台所関連」が最も多く178件。テレビの視聴や来客で火をつけたまま台所を離れてしまったり、火に衣服が接触したりする例が目立つ。

 また、03?08年の火災による死者計572人の死亡時の状況調査を、高齢者と成人に区分してみると、状況が判明した計339人のうち、高齢者の106人、成人の91人が「就寝中」に死亡。高齢者の場合、「家事従事中」に14人(成人3人)、「休憩中」に12人(同1人)、「暖をとっているとき」に4人(同0人)が亡くなっていた。成人に比べ、起きている時でも火災に巻き込まれる危険性の高いことをうかがわせた。

 同庁生活安全課の荏原哲生さんは「高齢者は視力や聴力などの身体機能や注意力が衰えている。火事に気づかなかったり、避難に時間がかかったりして、結果的に深刻な事態に陥ることが多い」と話す。

 このため、火災警報器の設置はもちろん、防炎性のエプロンや腕カバー、布団を使うなど、「あらかじめ危険を取り除くような対策を講じてほしい」と呼びかけている。


(つづく)

作業療法士

日常生活通しリハビリ…作業療法士、在宅でも活躍

読売新聞より

 リハビリの専門職として、高齢者の日常生活を支えている作業療法士。利用者一人ひとりに合った作業活動を工夫し、生活に必要な動作が広がるように支援するのが役目だ。ただ、専門性が十分に理解されていないという悩みも多い。「作業とは何か」を問い続ける姿を追った。(野口博文)

 茨城県龍ヶ崎市の老人保健施設「涼風苑」。入居の女性(83)が立ったまま、テーブルの上に置かれた紙コップの上に正方形の厚紙を置き、さらに紙コップ、厚紙と重ね、“五重の塔”を完成させていた。作業療法士の佐藤直基さん(26)が拍手すると、女性はにっこり。この作業に取り組む間、立ち続けて背筋を伸ばすことで、姿勢保持や転倒防止につながる効果を狙っている。

 佐藤さんは、「パズル遊びが好きな女性が興味を持ちそうな方法を選んだ。達成感を得てほしい」と語る。

 施設の壁には、習字や手芸、塗り絵など、利用者が作業療法で取り組んだ作品が数多く飾られている。同じく作業療法士の浅野有子さん(50)は、「無意識のうちに作業を通じて、自分らしさや意欲を取り戻せるような仕掛けをするのが、作業療法の本質」と話す。ただ、「作品作りばかりが作業療法ではない」とも強調する。

 浅野さんが指導していたのは、あおむけから四つんばいになって立ち上がる動作を繰り返していた女性(84)だ。マンションで、一人で暮らす長男(54)との同居が目標。そのためには、一人で布団から起き上がれなければならない。

 また、普段は車いすの男性(90)は、壁の柱に張られた習字の最も上にある文字に手を伸ばしていた。「歩けるようになりたい」との熱意が伝わってきた。


 
 作業療法士は、施設内ばかりでなく、在宅でも活躍している。

 新潟市の乙山真弓さん(61)の自宅で、訪問リハビリに訪れた作業療法士の大越(おおごし)満さん(38)が、コルクボードを取り出した。そこに張られた3色の付せん8枚には、「左肩が上がるようになりたい」(赤色)、「床から立てるようになりたい」(黄色)、「料理をしたい」(青色)などと書かれている。どれも乙山さんが望んでいることだ。

 「赤は体、黄は日常、青は趣味を指します。ボードを目立つところに飾り、付せんに書かれたことができたと思ったらはがしてください」と大越さん。

 乙山さんは仕事中に脳こうそくになり、10月末に退院したばかり。左半身にマヒがあり、1週間に1回、同市の診療所「ゆきよしクリニック」に所属する大越さんの訪問を受けている。

 この日、乙山さんが、回覧板を袋に入れ、隣の家まで持って行ったことを報告すると、大越さんは、「持ち方を見せて下さい」と一言。回覧板とほぼ同じ重さのノート類を入れた袋を手に再現したところ、「負担がかかるので、左肩が下がりすぎないように注意して」と助言した。「実際の生活の場で、実際に使っているモノを用いて訓練できるのが訪問リハビリの魅力です」と大越さんは語る。


 

 リハビリの重要性は増すばかりだが、現場では、介護関係者の間でさえ仕事が十分に理解されていないという思いが強い。

 大越さんは、ケアマネジャーから、「住宅改修が終わったので、後はよろしくお願いします」と言われたことがある。どの高さにどんな種類の手すりを付けたら使いやすいかを判断できるのが作業療法士だが、事前の相談がなかったために、利用者が歩かない場所に手すりが取り付けられているのを何度も見てきた。

 大越さんは、「作業療法士が何をするのか、あいまいに思われている点もある。その人らしい暮らしを支える役割をもっと訴えていきたい」と話している。


「地域に5割配置」目指す
 日本作業療法士協会によると、有資格者は、12月1日現在で4万7759人。養成校の増加に伴い急増しており、2012年には約6万人になると見られている。

 08年度時点の勤務先は、病院が最多の約59%。次いで多い老人保健施設は約11%にとどまる。同協会常務理事の土井勝幸さんは、老健の人員配置基準(入所者100人あたり)が「理学療法士、作業療法士または言語聴覚士1人」に過ぎない点をその理由の一つに挙げる。「介護現場に作業療法士が足りず、十分なリハビリができていない」と強調する。

 同協会では、リハビリが必要な高齢者らが病院から地域生活にスムーズに移れるようにするため、介護・福祉分野で活躍できる作業療法士を身近な地域で増やそうとしている。12年までの5か年戦略「作業療法5・5(ゴー・ゴー)計画」をスローガンに掲げ、入院を中心とした医療分野に5割、地域生活の場に5割の配置を目指している。

 また、老健は1?2人の職場が多く、知識や技術の向上も課題だ。涼風苑の浅野さんは有志と01年に「介護老人保健施設のOTを創造する会」を設立。若手の相談に乗ったり、研修会を重ねたりして、仕事の魅力ややりがいを伝えている。


作業療法士(OT)
 リハビリテーション専門職の国家資格。養成施設などで3年以上、必要な知識や技能を修得した人などが受験できる。主に基本的動作の回復を目指す理学療法士(PT)に対し、日常生活に必要な動作の回復を支援する。


(つづく)

ネット検索と認知症予防

ネット検索で脳イキイキ、米大学研究 認知症予防にも?

朝日新聞より


 【ワシントン=勝田敏彦】インターネットになじみのない中高年がネット検索を続けると、意思決定や判断をつかさどる脳の中枢が活性化されることがわかった。認知症予防の手段になる可能性があるという。米カリフォルニア大ロサンゼルス校の研究チームが発表した。

 チームは、インターネットを毎日使う人と、ほとんど使ったことがない人の計24人(55?78歳)を対象に、脳の活動を機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)で調べた。

 その結果、ネットをほとんど使ったことがない人が、2週間のうち7日、自宅で1時間ほどネット検索をしただけで、毎日使う人と同じ程度、「中前頭回」など意思決定に重要な中枢が活性化した。

 チームは「ネット検索のとき、大切な情報を一時的に覚えたり、絵や文から何が重要かをつかんだりすることが効果につながる」とみている。

 とはいえ、ネット利用は良いことばかりではなさそう。

 米オハイオ州立大の研究チームは4月、日記を書いたり、コメントをつけたりできる交流サイト「フェースブック」を利用している大学生は、勉強する時間が減り、成績も悪くなる傾向があるとの調査結果を発表している。


(つづく)

おいしさと言葉の関係

おいしさ生む、言葉の力…脳科学・心理学の研究進む

読売新聞より


 食卓にごちそうがあふれる年末年始。おいしいとつい食べ過ぎてしまうが、脳科学や心理学を使った研究から、おいしさの意外な特徴が浮かび上がってきた。(杉森純)

 食品総合研究所(茨城県つくば市)の檀一平太・主任研究員らは、食物の味を評価する時の、脳の働きに注目。数十人?数百人を対象に、いろいろな調査を実施している。

 近赤外光を用いる「光トポグラフィー」という装置で脳の活動を調べる研究もその一つで、私たちが味を記憶する時、主に言語などをつかさどる左脳と、音楽や図形など感覚的な情報を扱う右脳の前頭前野を一緒に働かせていた。右脳の言葉の強弱やリズムなどを判断する部分が活発に働いており、食材の違いなどに由来する微妙な「味の質感」を評価しているらしい。

 ただ、こうした質感は漠然としてあいまいなので、私たちが記憶したり、思い出したりする時には、言葉が重要な役割を果たしている。

 ワインのソムリエは、香りを「ぬれた落ち葉」「秋の森」などに例える。コーヒーの味を評価するカッパーも、酸味を「アプリコット(あんず)」「ブルーベリー」など多彩に表現する。

 檀さんによると、一般の人は「甘い」「苦い」など一般的な表現を使いがちなのに対し、カッパーは果物に例えたり、質感を「フラット」「クリーン」などと表現したりすることが多かった。カッパーと一般の人では、脳の働きに違いがあると檀さんは推測する。

 言葉が、新しい味を生むこともある。例えば、昔は関西でしか使われていなかった「まったり」(まろやかでこくがある)という質感を表す言葉が、広く認識されるようになった。あいまいな質感に注意を向けることで、多くの人が新しいおいしさに気づいた。

 言葉は、味も変えてしまう。食総研が、いろいろなジュースを飲み比べてもらった時、それぞれを区別するラベルを数字から「レモン味」「コーヒー味」などの言葉に替えた。味とラベルのイメージが一致すると、おいしさや新鮮さへの評価が上がることが分かった。

 檀さんは「生理的な要求を超えて、おいしさを見いだすのが人間の本質。言葉は、その重要なガイドの役割を果たすが、言葉によっておいしさ自体も影響を受ける」と指摘する。


 味覚の基本である甘味や塩味、うまみ、苦味、酸味は、生きるために必要なエネルギー、ミネラル、たんぱく質を確保し、毒や腐敗を避けるための信号だ。

 マウスは、カロリーの高い油脂や甘味にやみつきになり、脳内に快楽物質が分泌される。人間も同じだが、食べ物に夢中になる仕組みはもう少し複雑そうだ。

 同志社大大学院博士課程2年の小松さくらさんは、人がどんな食べ物に「渇望」を感じるのか調べている。

 欧米での研究では、ほとんどの国で、チョコレートが最も「我慢できないほど食べたいもの」に選ばれる。甘くて、とろけるチョコレートは、まさに「禁断の味」なのだ。ところが、日本の大学生を対象にした調査で、1位だったのは「ご飯(米)」だった。

 女性は緊張・不安な状態で甘い食べ物などに渇望を感じ、男性は何かをやる気になった時に渇望感を覚えるという違いもあった。

 いつも食べているご飯を渇望するのは不思議な気もする。小松さんは「『煮魚にはご飯』という風に、生活の中で、欠かせないと認識されている。こうした時に食べられないと、渇望感が生まれるのかもしれない」と分析する。

 おいしさは多様で、文化によって異なるものらしい。


(つづく)

おやつとブドウ糖

おやつのすすめ

読売新聞より


(4)体力・集中力回復に砂糖

 年が明ければまもなく受験本番。昼夜を問わず勉強に追われている受験生には、甘い物でリフレッシュを図っている人もいるかもしれない。

 静岡県立大学食品栄養科学部教授の横越(よこごし)英彦さんは「砂糖の入った甘い物は、集中力を高めたり、疲れを癒やしたりするために効果的」と話す。

 脳は体の中でも多くのエネルギーを使う場所だ。そのエネルギー源はブドウ糖。不足すると、集中力を欠いたり、疲れやすくなったりするため、定期的に補う必要がある。砂糖は食べるとすぐにブドウ糖と果糖に分解されるので、ご飯やパンなどの成分であるでんぷん(多糖類)に比べ、素早くエネルギー補給できる。

 横越さんによると、空腹時よりも砂糖を摂取したときの方がゲームの成績が良かったり、午前中に一度アメを与えたクラスの方が与えないクラスよりも学習到達度が高かったりといった実験結果があるという。「受験生の場合、夜に食べることも想定し、胃にもたれない程度に適量の甘い物をとると良いでしょう」

 菓子研究家の小松喜美さんに、受験生にお薦めのおやつを提案してもらった。

 まずは、ユズのさわやかな香りが心地よい「ユズ・ハニー・ジンジャーティー」=写真左=。1日ほどハチミツにつけておいた薄切りのユズとシロップ大さじ3杯、すりおろしたショウガ小さじ2分の1杯をカップに入れて、150ccの熱い湯を注ぐだけだ。ショウガには体を温めたり、免疫力を高めたりする効果があり、「受験当日の朝にもぴったり」と、小松さん。

 栄養たっぷりで、消化にも良い黒ごまプリン=レシピ参照=もお薦めだ。

 「どれも簡単にできるので、たまには受験生自身が気分転換に作っても良いのでは?」と話している。(斎藤圭史)

 (次は、1月5日から、「正月あけの体」です)

◇ ◇ ◇ ◇
 黒ごまプリン(2個分)

 《1》耐熱ボウルに水大さじ2杯とゼラチン5グラムを入れ、電子レンジ(600ワット)で20秒加熱する《2》鍋に黒練りごま大さじ2杯、牛乳300cc、きび砂糖30グラムを入れて中火で沸騰直前まで温め、〈1〉を加えて混ぜる《3》あら熱がとれたら、カップに分けて冷蔵庫で約2時間冷やす。


(つづく)

コーヒーの効果

コーヒー豆 目的で選ぶ

読売新聞より


 イブの夜、シャンパンやケーキの後に欲しくなるのは1杯のコーヒー。ところが、豆の種類によってリラックス効果や集中力増進効果に差があるという。目的に合わせた豆選びとは――。

 「コーヒーのない国なんて、ありえません!」――と言うくらいコーヒー好きの女優、戸田菜穂さん(35)。朝のマグカップ一杯に始まり、毎食後は欠かさず、撮影現場にもポットで持ち込むほどだ。

 好みの豆はマンデリンとネパール産のグルミアラビカ。酸味よりも苦み派だ。ばいせんしたてを取り寄せ、自分でミルでひく。喫茶店のマスターに入れ方の秘訣(ひけつ)を聞いて試みるなど、コーヒーへの愛は深い。「コーヒーを飲みたくなるのは自分が元気なとき。バロメーターかもしれません」と戸田さんは言う。

種類で効果様々
 くつろぎたいとき、仕事や勉強に集中したいとき……コーヒーに求めるものは、人それぞれだ。豆の好みもそれぞれ。ところが、コーヒーのリラックス効果や集中力増進効果には、豆の種類によって差がある、という研究結果も。

 杏林大学教授の古賀良彦さん(精神神経科)は、若い女性10人を対象にある実験を行った。目を閉じて安静にした状態で、コーヒーの香りをかがせ脳波の変化を見る。とくに、リラックスした状態で出る「アルファ波」に着目した。

 使用した豆はブラジルサントス、グアテマラ、ブルーマウンテン、モカマタリ、マンデリン、ハワイコナの6種。これらを「無臭」と比較したところ、より多くのアルファ波が出るようになったのはブルーマウンテンとグアテマラだった。一方、無臭よりもアルファ波が減ってしまったのは、マンデリンとハワイコナ。つまり、香りによって、よりくつろぐことができるコーヒーはブルーマウンテンとグアテマラ、ということになる。

頭の回転速く
 では、集中力を高める効果はどうか。今度は目を開けたまま香りをかがせ、2種類の音を聞き分ける反応の速さを調べた。「P300」といわれる脳波の成分に着目し、その電位変化にかかる時間を比較。この時間が短いほど、情報処理速度が速い。

 6種の豆を比べたところ、無臭よりも時間が短かったのはブラジルサントス、ハワイコナ、マンデリン。これらの豆の香りをかげば、頭の回転が速くなるわけだ。

 となると、オフの時間にくつろぎたければグアテマラを選び、仕事でもうひと頑張りしたいならマンデリンを飲めばいいことになる。古賀さんは「あくまでも香りの比較。味が加わるとまた違う可能性がある」と前置きしながらも、「目的に合わせて豆を選んでみては」と提案する。

 ところで、コーヒー通の戸田さん。6種を飲み比べてもらったところ、「これはグアテマラ」と的中させたのは、さすがの一言。「豆によって効果が違うなんて。コーヒーの楽しみがまた増えました」(梅崎正直)


一杯+運動脂肪多く燃焼

 コーヒーには意外な効用も。運動によるダイエットが効率的になるというのだ。

 東京慈恵会医科大学教授(臨床検査医学)の鈴木政登さんの実験によると、食事から一定時間後にコーヒーを飲み、運動をすると、脂肪の燃焼量が多くなった。「コーヒーと運動を組み合わせることで、脂質代謝の促進効果を相乗的に高めることができる」と鈴木さんは説明する。

 メタボ解消の王道はまさに、脂質の燃焼。鈴木さんは実験結果から、食後3時間後にコーヒー、その1時間後に運動、というダイエット法を提案する。時間を置くのは、食後の血糖値が高い状態では、脂質よりも糖質のほうが先に燃焼されてしまうからだ。同じ理由で、コーヒーには砂糖を入れないこと。運動は30分間続けられるような激しくない、ジョギングや水泳などが適している。


(つづく)

野菜を補うお菓子

おやつのすすめ

読売新聞より


(3)野菜補う手作り菓子
 おやつとは、午後に食べる間食を指し、そもそも栄養補給を目的にしたもの。昔の農家などでは、腹持ちの良いおにぎりや蒸したイモなどがよく食べられた。その目的から考えると、今、おやつに取り入れたいものは、野菜ということになるだろうか?

 厚生労働省が11月に発表した2008年の国民健康・栄養調査によると、成人の1日あたりの野菜摂取量は平均295・3グラム。年代が下がるほど不足傾向で、20歳代は平均244・6グラムにすぎず、健康づくりに関する意識向上を目的とした「健康日本21」で示された目標値「350グラム以上」を大幅に下回る。

 管理栄養士で、フリーライターの志水あいさんは「野菜摂取量の少なさは、食物繊維やビタミン、ミネラル不足につながります」という。

 志水さんによると、350グラムの野菜は、キャベツなら4分の1玉、ニンジンなら2本、キュウリ、ナスなら3・5本程度。「目安は、野菜のおかずを1日5皿分。仕事に追われて、昼も夜も外食という生活スタイルでは、意識して取る必要がある。おやつで補うことも一つの方法です」

 たとえば、ふだん食べているスナック菓子をスライスした野菜のチップスに、ガムを酢昆布などに変える。

 ただ、健康的だからといってたくさん食べると、味付けの塩分や砂糖の取りすぎになるので気をつけたい。

 手作り派には、食物繊維が豊富なゴボウクッキー=レシピ参照=がお薦めだ。調理時間は10?15分。しゃきしゃきとしたゴボウとサクサクとしたクッキーの食感が楽しい。

 また、甘いジュースや缶コーヒーの代わりに、野菜ジュースを飲むという方法もある。この場合は、市販品ではなく、ミキサーなどで作る自家製の生ジュースを。「市販品は飲みやすさなどを考慮して、製造段階で食物繊維を取り除いているものもある」(志水さん)からだ。果物を少し加えると口当たりも良い。

 志水さんは「取りづらいと思われがちな野菜ですが、工夫次第で摂取量は増やせるはずです」と話している。

 ゴボウクッキー(4人分)

 【材料】 ゴボウ100グラム、全粒粉100グラム、きなこ50グラム、砂糖大さじ2杯、卵1個、塩少々、水大さじ1杯

 【作り方】《1》ゴボウをささがきにして水にさらした後、水気をきる《2》ボウルに〈1〉と残りの材料を入れて、耳たぶほどの柔らかさになるまで混ぜる《3》〈2〉を適当な大きさに分けて丸め、薄く平らにしてオーブントースターで5?10分焼く


(つづく)

おやつのカロリー

おやつのすすめ

読売新聞より


(2)必要カロリーの1割摂取
 「肥満を気にしている人に、菓子類などのおやつを勧めることはよくあります」。管理栄養士で、総合情報サイト「オールアバウト」で食生活に関するコラムを執筆する浅尾貴子さんは、そう話す。大好きな菓子を我慢した結果、ダイエットに失敗。その反動から以前にも増して菓子を食べるようになり、ダイエット前の体重を超えてしまったという話は珍しくないからだ。

 「ストレスは円滑な代謝を妨げ、肥満につながります。それならば、好きなおやつを上手に取り入れて、体が本来持っている機能を正常に働かせた方がよい」と言う。

 ポイントは「上手に」。食べる量は、1日に必要なカロリーの1割を目安にしたい。たとえば、平均的な活動量の30?49歳女性の場合、適量は200キロ・カロリー。同年代の男性は265キロ・カロリー、70歳以上の女性は155キロ・カロリーだ。

 約200キロ・カロリーで食べられるのは、中華まんやシュークリーム一つ=別表参考=。

 「少ない」と感じる人は、おやつ分のカロリーを1週間の合計で考える。1400キロ・カロリー(200キロ・カロリー×7)では、週に3回はケーキなどを食べられる。「1日単位で考えるよりも、選べるおやつの自由度、満足度も高まるはず」と、浅尾さん。

 選び方にも工夫を。洋菓子は和菓子に比べると、一般的にカロリーが高め。食べ過ぎを防ぐためには、買い置きを控えたり、かみごたえのあるものを食べたりしたい。

 菓子を食事代わりにして、カロリーをコントロールすることも避けたい。菓子には、きちんとした食事で摂取できるほどの栄養素は含まれていない。浅尾さんは「菓子だけでは、栄養バランスを整えられずに、長い目で見ると太りやすい体を作ることになります」と、注意を促す。

 主な菓子類のカロリー

 (→以下は1日200キロ・カロリーを基準にしたときの目安量)

 ・中華まん…市販品1個約220キロ・カロリー→1個

 ・練りようかん…大きめ一切れ約200キロ・カロリー→1個

 ・米菓あられ…市販品小袋1個あたり約100キロ・カロリー→2袋

 ・あんぱん…市販品1個約300キロ・カロリー→3分の2個

 ・クリームパン…市販品1個約325キロ・カロリー→2分の1個

 ・シュークリーム…市販品1個約200キロ・カロリー→1個

 ・カスタードプリン…市販品1個約198キロ・カロリー→1個

 ・オレンジゼリー…市販品1個約145キロ・カロリー→1個

 ・ビスケットハードタイプ…市販品1枚約26キロ・カロリー→7枚

 ・ポテトチップス…市販品1袋約477キロ・カロリー→3分の1袋

 ・ミルクチョコレート…市販品1枚約340キロ・カロリー→2分の1枚

  ◎浅尾貴子さん作成


(つづく)

おやつで栄養補給

おやつのすすめ

読売新聞より


(1)全世代の栄養補給に

 「おやつは決して食べてはいけないものではありません」

 企業の健康診断などに携わる管理栄養士の馬場真佐美さんは、そう話す。

 2008年の国民健康・栄養調査によると、男性の14・6%、女性の11・9%は朝食を食べず、欠食率は年々増加傾向にある。

 馬場さんは「3回の食事で必要な栄養量を満たすことが理想だが、ライフスタイルが多様化している。栄養を満たすための実行しやすい手段として、おやつを取り入れることは有効」と話す。空腹時間が長いと、低血糖状態になり、イライラしたり、疲れやすくなったりなどして、仕事の能率も下がるという。

 ここでいうおやつは、菓子ではなく、腹持ちが良く、エネルギー源となる間食。おにぎりやサンドイッチなどがお薦めだ。

 おやつは、子どもにとっても大切だ。胃の容量が小さいわりに、成長するために必要とする栄養量が多く、1日3度の食事だけでは足りない。馬場さんは3回の食事に加えて、午前と午後1回ずつのおやつを勧める。

 のり巻きと麦茶、ふかしイモと牛乳など、軽食と水分を組み合わせるのがポイント。カルシウムを補えるヨーグルトなどの乳製品、小魚も良い。

 かむ力や消化能力の衰え、味覚の変化による食欲の低下で、1回の食事量が不十分になりがちなお年寄りも、おやつを活用したい。蒸しパンや果物の缶詰など、消化の良いものと水分を組み合わせると体への負担も軽い。

 馬場さんは「おやつは長い歴史のある食習慣。食べ方や必要な量に気をつけながら、健康の維持に役立ててください」と話している。


(つづく)

高齢化社会

7世帯に1世帯 高齢者独り暮らし…2030年

読売新聞より


 国立社会保障・人口問題研究所は18日、都道府県別の世帯数将来推計を発表した。2030年の世帯総数に占める65歳以上の高齢者独り暮らし世帯の割合は、最も高い鹿児島県で19・5%となる。全国平均は、05年の7・9%が14・7%に上昇し、ほぼ7世帯に1世帯が高齢者単独世帯となる。

 高齢者単独世帯の割合が30年に高いのは、鹿児島のほか、高知(19・0%)、和歌山(同)、宮崎(18・1%)、山口(18・0%)などの各県。05年に5%台の滋賀、埼玉、茨城の各県でも、30年に滋賀が11・6%、埼玉が13・4%、茨城が13・1%などとなり、1割を超える。

 65歳以上の高齢者夫婦世帯と高齢者単独世帯の合計は、鹿児島、和歌山、宮崎など10道県で、30年に全世帯の3割を超える。全国平均も05年の17・4%が30年に26・3%に上昇し、高齢者同士の「老老介護」の問題などが深刻化しそうだ。

 晩婚化などの影響で、若い世代でも、独り暮らし世帯は増加する傾向が続く。全世帯に占める単独世帯の割合は、全国平均で29・5%(05年)が37・4%(30年)となり、平均世帯人数は2・56人が2・27人に減少する。


(つづく)

若さのある話し方

声 若々しく

読売新聞より


(4)「声質」より大事な「話し方」

 ラジオドラマやゲームの演出を手がけ、一般人向けに声優やナレーターの養成講座も開く音響監督の荒木潤子さんは「声に若やぎを与えるのは、声質よりも話し方」と話す。

 声優には、年をとっても子どもの声が出せる人もいれば、若くても大人の役が似合う人もいる。発声法を身につければ、実年齢とは関係なく、生まれつきの声質でこなす役の年齢幅が決まるという。

 ただし、これはプロの話。日常会話では、話し方にある程度のスピードがあり、反応が速く、語尾まで力が入っていると若く聞こえる。

 「ちゃんと声を出そう、きちんと声が前に届くようにしよう、言葉一つ一つを相手に届けようと意識するだけで変わります」と荒木さん。

 顔の表情が豊かな人は、声の表情も豊か。笑顔で話すだけで声は若返る。年をとると滑舌が悪くなりがちだが、詰まった時に言い直すだけでも改善する。

 自分の声を録音して聞いてみることも大切だ。話す速度を変えたり、声の高さを変えたりして録音し、他人に伝わりやすい話し方を探る。

 日ごろ、自分で聞く声は、頭骨の振動を通して聞くので、実際の声よりもよく響く。このため、録音した声を聞くと、「こんなはずじゃなかった」という人が多い。だが、録音した声を聞き、自分自身で改善策を考えて実行すると、声の印象は大きく変わってくるという。

 最後に、たくさんの人と話すこと。すてきな話し方をする人と出会ったら、声の出し方、間合いのとり方などを取り入れてみる。「相手に楽しんで欲しいと思えば、自然に声は明るくなる。気持ちの持ち方と自己研さんで誰でも声美人になれると思うのです」と荒木さんは話す。(館林牧子)

「若やいだ声」で話すための6か条
 〈1〉言葉の一つ一つを相手に届けようと意 識する

 〈2〉語尾の力を抜かない

 〈3〉言葉に詰まった時は、言い直してみる

 〈4〉表情豊かに、笑顔で話す

 〈5〉自分の声を録音でチェックし、話し方 を変えてみる

 〈6〉たくさんの人と話し、ほかの人の「す きな話し方」をまねてみる

 (荒木さんによる)
(次は「おやつのすすめ」です)


(つづく)

歌の魅力

声 若々しく

読売新聞より


(3)好きな歌で音域広げる

 伸びやかな声を保つには、歌もいい。年と共に衰える呼吸筋やのど、口の筋肉が鍛えられる。腹式発声で肺から安定した空気が送られると、声のざらつきも減る。

 昭和音楽大准教授の羽石(はねいし)英里さんは、パーキンソン病で声がかすれる高齢者に歌を使ったレッスンを行い、効果を上げている。「一般の高齢者の方にもお勧めできる方法だと思います」

 まず、肩をほぐすなどして、軽く上半身の柔軟体操。手をまっすぐ上げて、頭の上で手のひらを合わせ、すとんと腕を下ろす。胸をおなかの上に乗せるような感じで立つ。立てない場合はいすに座ったままでもよい。花のにおいをかぐような感じで息を深く吸い、深呼吸をする。

 おなかに手を当て、腹筋の動きを意識しながら、「シュー」という音を出して、息を長く一定に吐く。続いて、ピアノの伴奏に合わせて発声練習。この時、声の響きに意識を集中させる。

 一通り終えたら、その発声法で、自分が好きな曲を歌う。「夕焼け小焼け」でも「琵琶湖周航の歌」でも何でもよい。部分的に強弱をつけて、歌の表現力を増す。音の高さを少し上げたり下げたりして、もう一度歌ってみる。

 こうした練習で、声に強弱がつき、音域が広がる。上達すると、息継ぎの回数が減り、自然に息が長くなるという。

 歌のレッスンが終わったら、好きなせりふや詩、和歌などを声に出して読む。歌声は向上しても、話し言葉は改善しない人もいるからだ。こちらも「白浪五人男」や「百人一首」など何でもよい。

 専門家について学んだり、合唱団に参加したりする機会があれば、やってみよう。「楽しんでできるのが歌の魅力。気分も明るくなり、精神面の効果も期待できます」と羽石さんは話す。


(つづく)

発声法

声 若々しく

読売新聞より


(2)ハミングで発声法体得

 米国の研究では65歳以上の約3割は、声に問題を抱えているという。呼吸機能が衰え、舌や声帯などが老化することが原因だ。

 県立広島大保健福祉学部教授で言語聴覚士でもある城本修さんは、米国で開発された音声障害の患者向けの訓練法を日本語に応用して、年をとって声を出しにくくなった人の訓練に当たっている。

 「レサック・マドソン共鳴強調訓練」という。その人の持つ声帯の機能を最大限に生かし、無理のない発声法を身につけるのが目的だ。

 声は左右の声帯が真ん中に寄り、肺からの空気で振動して生じる。声帯が閉まり過ぎても開き過ぎても大きな声は出ない。

 そこでまず、声帯に一番負担がかからない音の出し方をハミングを使って体得する。口の中の響きを意識しながら、「んー」と発声すると、唇がびりびりと震える息の出し方があることに気づく。これが、声帯が軽く合わさった状態だ。

 その後で「ん?みなみぃー」「ん?みかんー」のように始めと終わりに、マ行の音や「ん」のつく単語を、口の中の振動を意識しながら発声する。さらに「ママと豆まきをした」「桃から生まれた桃太郎」などの文章に広げていく。

 「いい声が出る声帯の状態を訓練で耳と体に覚え込ませ、ふだんの会話でも使えるようにします」と城本さん。

 訓練前には準備体操として声を出すために使う筋肉を伸ばす。肩甲骨を合わせるように胸を広げる。肩を持ち上げてすとんと落とす。首を左右に傾ける。あごのマッサージ、舌のストレッチも行う。

 こうした訓練ができる言語聴覚士は日本にはごくわずかしかいないが、自分でハミングの練習を習慣にするだけでも「それなりの効果は出ると思う」と城本さん。50歳代くらいから習慣にすると予防効果もありそうだ。



(つづく)

声の若さ

声 若々しく

読売新聞より


(1)水分とり、のどや口潤す

 自分は気にしていなくても、意外に印象を左右するのが声。今回は、声を若々しく保つコツを紹介したい。

 裁判の声紋鑑定などを手がける民間の日本音響研究所(東京都渋谷区)所長の鈴木松美さん(68)によると、声の波形や周波数を分析すれば、5歳きざみで年齢が推定できるという。

 「お肌と同じように、声も25歳くらいが曲がり角。その後、だんだんと雑音成分が混じってきます」

 声は、のどの声帯の振動が口や鼻を伝わって発せられるが、年をとるにつれ、のどや口の中の粘膜に細かいしわができて、空気が渦をまくようになる。これが雑音成分の原因で、しわがれ声として聞こえるのだ。

 さらに年をとると、口の構えが安定しなくなる。例えば「あ」の音を出すには、口を「あ」の形に開けなければならないが、筋肉が衰えて、その形を保つことができない。声帯につながる神経の働きが鈍り、肺から送られる空気量も不安定になるので、歌うと音程がはずれてくる。個人差はあるが、60歳過ぎから声の老化は一気に進む。

 これを防ぐには、まず、声の通り道に生じる空気の渦を作らないようにすることだ。こまめに水分を取り、のどや口の粘膜を潤して、しわをできにくくする。おなかから声を出す「腹式発声」を身につける。腹筋を使うと、肺からの空気量が一定になり、音程もぶれにくくなるのだという。

 のどや口の筋肉を鍛えるためには、1日3分、口を大きく開けて発音する発声練習をする。カラオケも効果的だ。専門家の指導を受け、発声法を学ぶとさらによい。

 日々、これらの方法を実践する鈴木さんは、68歳の今も美声の持ち主。こうなると声を分析にかけても年齢は推定しにくい。ただし、「プロか、発声法を訓練している人ということはわかります」と笑う。


(つづく)

禁煙社会

[禁煙社会](下)喫煙者は採用しません

読売新聞より


「健康ならよい仕事できる」
 入社後、会社施設の内外、就業時間の内外を問わず、喫煙は一切いたしません――。

 長野県内などでリゾート施設や旅館の経営を手がける企業「星野リゾート」(長野県軽井沢町)は2006年度から、こんな一文を盛り込んだ誓約書への署名を新入社員に求めている。社員約520人の喫煙率は0%だ。

 「禁煙のおかげで集中力が増し、作業効率が上がった」。こう振り返るのは経営企画部門に所属する秋本憲二さん(46)。喫煙ゼロを目指す社内制度がスタートした03年5月の喫煙率は26%で、秋本さんもその1人だった。

 この制度は、5か月間禁煙外来に通えば診察費や薬代の半額程度にあたる約1万2000円を会社が補助し、禁煙に成功したら2万円の「祝い金」を支払うというもの。秋本さんは医師の指導に従い、「自分でも驚くほどスムーズにやめられた」という。

 1年後に再び吸い始めてしまったが、すでに職場の喫煙者はごくわずか。「喫煙所へ行くため席を立つのが恥ずかしくて、制度を使わずにやめました」。07年には、喫煙する社員はゼロになった。

 禁煙制度の責任者を務めた堀井伸一さん(47)は、「健康であればよい仕事ができ、分煙施設の設置費用も必要ない」と強調する。


 禁煙に熱心な企業はほかにもある。社内だけでなく通勤中も含めて禁煙としているのは、大手半導体・電子部品メーカーの「ローム」(京都市)。来訪者にも、禁煙をお願いしている。「快適な職場環境を提供するのは企業の務め」と広報担当者は話す。

 厚生労働省が07年、全国の事業所約1万か所から回答を得た調査では、事業所全体を禁煙にしているのは24・4%で、前回調査(02年)から10・2ポイント増加した。職場環境が「分煙」から「全面禁煙」に移行している状況も浮かんだ。

 星野リゾートのように喫煙者を採用しないという企業は珍しいものの、社会の目が厳しくなる中、喫煙習慣は就職に不利という指摘もある。

 就職指導塾「アカデミーコンサル」(大阪市)社長の高橋勝彦さんは、大手企業の人事部にいた十数年前、面接が終わり社屋を出た途端たばこをくわえた学生の姿が窓越しに見え、不採用にしたことがある。「営業先で同じことをしたらどう思われるか、社会人に必要な想像力が足りないと判断した」という。

 現在は、スーツがたばこ臭ければ面接官に不快感を与えるとして、指導する学生に禁煙を勧める。

 労働法に詳しい岩出誠弁護士は「喫煙を理由に不採用にすることは違法とは言えない。健康増進法では受動喫煙防止に努めることが義務化されており、喫煙が業務に支障をきたすおそれがあれば、企業側の判断が認められるのでは」との見方を示す。

 今月5日、東京都内で開かれた就職フェア。会場の外でリクルートスーツ姿の学生がたばこを吸っていた。都内の大学4年男子(23)は「たばこが理由で不採用になるなんて本当にあるのか」と半信半疑の様子。別の3年男子(21)は「志望する会社の面接まで進めたら、やめようかな」とつぶやいた。


(つづく)

禁煙社会

[禁煙社会](中)400万円で買った病気の体

読売新聞より


「金銭面でも害」に気づいて

 「私がしたのは、400万円で病気の体を買ったのと同じことです」。東京・足立区の保健センターで先月開かれた「禁煙」をテーマにした講演会。同区在住の駒木光雄さん(70)が訴えると、参加者から驚きの声が上がった。

 駒木さんは24時間、酸素ボンベが手放せない。慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)のため、17年前から鼻に装着したチューブで酸素吸入しながら生活している。以前は1日2、3箱たばこを吸う生活を続けており、COPDと診断されてからも、しばらくはやめられなかったという。

 18歳の時初めて買ったたばこは10本入りで1箱40円。記憶を頼りに、45年間の喫煙で消えたお金を大まかに計算してみると400万円を超えた。

 駒木さんは、呼吸器に病気や障害を持つ地域の人らでつくる「足立サンソ友の会」会長で、禁煙啓発活動にも取り組んでいる。講演会などでは、自分がたばこに費やした金額を示すことで「健康だけでなく、金銭面でもたばこは害になると気づき、やめるきっかけにしてもらえれば」と願っている。

 今月8日には、仲間と国会に出向き、民主党議員にたばこ税の大幅引き上げを要望した。政府は、たばこ税増税を検討しているが、1本当たり2?5円の小幅になりそうな情勢だ。1箱600円から1000円前後の欧米には、遠く及ばない。

 「大人でも手を出しにくい値段に引き上げなければ意味がない。気軽に買えてしまうから出費がかさみ、最後は健康まで失うことになる」と駒木さんは力を込める。


 喫煙が家計を圧迫しているケースは少なくないようだ。製薬会社「グラクソ・スミスクライン」(東京)が昨年10月、20?40歳代の喫煙男性300人に対し行ったインターネットによる調査では、1か月のたばこ代の平均は8910円。小遣いに占める割合が3割以上の人は37・3%、5割以上も11・3%いた。不況を反映してか、「禁煙に成功したら、たばこ代をどうするか」という質問に、最多の4割が「貯金」と答えた。

 東京都内のファイナンシャルプランナー三輪鉄郎さんによると、20歳から60歳まで毎日1箱吸い続けた場合のたばこ代は、1箱300円として計約440万円。さらに、生命保険には喫煙していないことを条件に保険料が割引される商品があり、ある生命保険会社の場合、30歳から60歳まで加入すると最大167万4000円の割引になる。三輪さんは「禁煙すれば、節約効果はかなり大きい」と話す。

 禁煙相談に応じている東京衛生病院(東京・杉並区)健康教育科長の宮崎恭一さんも、禁煙の手段の一つとして貯金を勧める。実際、宮崎さんが相談に乗った男性が、60歳でたばこをやめて毎日銀行預金を続け、そのお金で10年後に夫婦で世界旅行に出かけたケースもあるという。

 「禁煙は容易なことではない。やめることに神経を集中するよりも、貯金など別の目的を設け、楽しみながら続けるほうが成功につながりやすい」と宮崎さんは強調する。たばこをやめたい人には、不況が味方になってくれそうだ。


(つづく)

禁煙社会

[禁煙社会](上)健康か客足か 迷う飲食店

読売新聞より


煙苦手な人たちでダンス

 東京・恵比寿の路地にあるバー「リベロ」。カウンター10席のこぢんまりした店内に灰皿はない。バーには珍しい全面禁煙の店だ。

 客のほとんどが非喫煙者。同僚女性と初めて訪れたという会社員(29)は「たばこの煙を気にせず、くつろげるのがいい」と満足そう。店主の秋山俊浩さん(50)は「インターネットなどで全面禁煙と知って来店する人が、少しずつ増えている」と話す。

 秋山さんは1日2箱吸うヘビースモーカーだったが、4年前にぜんそくを発症したのを機に禁煙。だが、症状はひどくなるばかりで、医師から「受動喫煙の環境を改めないと命にかかわる」と言われ、2007年7月、店を全面禁煙にした。

 「ぜんそくの発作がピタリとやみ、お酒の微妙な香りにも敏感になった」と効果を喜ぶ。しかし、禁煙だと告げると帰ってしまう客も多く、客足は以前の半分に減った。「いつまで店を続けられるか」と表情はさえない。


 厚生労働省の調査では08年の日本人の喫煙率は21・8%で、5年前より5・9ポイント減った。飲食店などの分煙対策も多様化し、腰の高さほどの仕切り板から風が噴き出す「エアカーテン」、喫煙席の空気を1時間に約50回入れ替える空調設備なども登場している。分煙、禁煙に熱心な飲食店を集めた検索サイト「禁煙スタイル」によると、全面禁煙店の登録数は05年に全国で592店だったが、今年10月に1万2000店を超えた。

 その一方で、バーや居酒屋などでは「たばこを楽しみながら酒を飲みたい」という客が多く、全面禁煙などの対策は進みにくいのが現状だ。

 大手居酒屋チェーンの「ワタミ」(東京)は4年前、全面禁煙の居酒屋を都内や静岡県内など4か所に開店したが、いずれも客足が伸びず、1年以内に撤退。同社広報担当者は「宴会での利用と深夜帯の来店者が少なかったため」としている。現在は喫煙可能な店に衣替えされている。


 「禁煙店が増えるのを待っていられない」と、自ら動き出した人たちもいる。禁煙を前面に打ち出して発足したダンスサークルで、その名も「禁煙サルサ」。

 中米発祥のサルサは、ラテンの軽やかなリズムに乗って楽しむダンス。サルサが盛んなキューバは葉巻の産地だけに、「酒とたばこは付きもの」とされ、サルサが楽しめるクラブやラテンバーなどの飲食店には紫煙が立ちこめる。このため、「本場の雰囲気でダンスを楽しみたいが、たばこの煙は苦手」という愛好者が「禁煙サルサ」に集まった。

 活動場所は区民センターなどが中心になるが、ラテンバーなどを貸し切りにできる時は全面禁煙に。7年前の発足時は6人だったが、今や毎回約100人が参加する。代表の大島哲也さん(39)は「最初は『お子様サルサ』と言われたりもしたが、確実に賛同者は増えている。活動を通じ禁煙空間の良さをアピールできれば」と期待する。


 欧米に比べ日本は公共空間の「禁煙化」が遅れていたが、急速に対応が広がってきた。新政権誕生でたばこ税増税の見通しになるなか、昨今の「禁煙事情」を探った。



(つづく)

年金問題

年金の全件照合を断念

読売新聞より


13年度完了目標、半分以下に後退…厚労相方針
 長妻厚生労働相は12日、年金記録問題の対応策の一環であるコンピューター上の記録と過去の紙台帳記録約8億5000万件との照合について、2013年度までの全件照合完了という目標を見直す方針を固めた。

 10、11年度の照合目標を6億件から2億件程度に引き下げる。予算の確保が難しいことと費用対効果が低いことが要因で、最終的に照合できるのは全体の半分以下にとどまる見込みだ。民主党が「国家プロジェクト」と位置づけた「消えた年金問題の解決」が大幅に後退する格好だ。

 民主党の政権公約(マニフェスト)は、10、11年度を記録問題への「集中対応期間」に設定している。当初の計画ではこの2年で全体の7割(約6億件)の照合を集中的に行い、おおむね完了させる予定だった。

 厚労省は10年度予算の概算要求に照合のための人件費などの関連経費789億円を盛り込んだが、厳しい財政状況の下、費用の確保は難しい状況となっている。また、社会保険庁のサンプル調査の結果、自営業者らが加入する国民年金は照合により記録が訂正されることで、平均で年約10万4000円の年金が回復した。これに比べ、サラリーマンらが加入する厚生年金は同1万7000円にとどまった。こうした状況から長妻氏は、国民年金の70歳以上の受給者の台帳照合作業を中心に10年度は4000万件、11年度は1億数千万件程度の照合に絞らざるを得ないと判断した。残りの約6億件は12年度以降に必要性を検討するが、4年間での全件照合は事実上不可能な情勢だ。

 年金記録の全件照合については、自公政権が10年かかると見積もっていたことに対し、野党時代の長妻氏は2年間での全件照合完了を強く要求した経緯がある。今回の方針転換には野党だけでなく民主党内からも批判が起きそうだ。


(つづく)

薬膳で肌に潤い

乾燥肌を撃退

読売新聞より


(4)薬膳で内側から潤い

 ダイエットに励んだら、体重は落ちたけれど、肌がカサカサになってしまった――。そんな話を耳にしたことはないだろうか。

 「人の体はすべて食物からできているのですから、栄養が不足すれば、肌の潤いも失われてしまいます」。そう話すのは、管理栄養士の葭谷(よしや)麻利子さんだ。

 水分をたっぷり含んだ健康な肌を作るには、まず、細胞の主な材料となるたんぱく質が必要だ。脂質は、肥満や生活習慣病の原因として敬遠されがちだが、肌を乾燥から守る皮脂や細胞間脂質の元になる。

 ビタミン類にも、大きな役割がある。Aは肌を丈夫にし、B群は皮膚や粘膜の炎症を抑える。Cはコラーゲン生成、Eは血行促進の作用を持つ。いずれも、新陳代謝を活発にして肌の再生を促す。葭谷さんは「水溶性のB群とCは、時間がたつと尿とともに排出されてしまうので、こまめに取りましょう。脂溶性のAやEは、油を使って調理すると、効率よく吸収できます」とアドバイスする。

 乾燥肌対策として、注目されるのが、薬膳(やくぜん)だ。発祥は中国で、治療や健康作りのため、古来、受け継がれてきた食事法。長い歴史の間に蓄積された知識や経験が生かされている。

 葭谷さんが、乾燥肌に勧めるのが、豆腐やトマト、レンコンなどの「生津(しょうしん)」。体の表面の乾燥を防ぐ働きがある。山芋や黒豆、ホタテなどは、体の内側から水分を補う「補陰(ほいん)」。春菊や柿など、肺を潤す「潤肺(じゅんぱい)」や、カボチャ、サバなど、新陳代謝を高める「補気(ほき)」も、肌を潤す効果があるという。

 薬膳の食材には、たんぱく質やビタミン類が豊富で、栄養学的にも乾燥肌への効果が期待できるものが多い。栄養学と薬膳を日々の食生活に上手に取り入れて、肌には厳しい冬を乗り切りたい。(飯田祐子)

 (次は「声 若々しく」です)


認知症?と思ったら

認知症?…上手な受診法

読売新聞より


かかりつけ医に相談 / 「健康診断」勧める

 もの忘れがひどくなり、場所や時間がわからなくなることも――。親や配偶者にこうした認知症を思わせる症状が出た時、家族はどう対応したらよいのだろうか。まずは医師に相談し、早期治療につなげることが大切。上手な受診のコツを知っておきたい。

 昨年度、「認知症の人と家族の会」東京都支部には738人から電話相談が寄せられた。「介護方法など」(670件)を尋ねる電話が大多数を占めたが、2番目に多かったのが「受診」(110件)に関すること(重複あり)。「受診を巡って悩む家族は少なくない」と同支部副代表の大野教子さんは指摘する。

 まず〈どこの病院を受診したらいいかわからない〉という相談が多い。認知症の専門医は、精神科や神経内科、脳神経外科、老年科などにいる。「もの忘れ外来」の看板を掲げた病院もある。事前に電話確認してから受診したい。頭部の画像検査や面接などで認知症かどうかを診断してもらって、早期に治療を始めれば進行を遅らせることもできる。

 ところが、〈受診させたいが、本人がどうしても嫌がる。どうしたらいいのか〉と悩む家族も少なくない。症状に気付かない本人が「健康なのになぜ病院に行くのか」と不信感を募らせるケースもあるという。大野さんは「強引に受診させるのは、本人を傷つけることになる。まずは家族が心配している気持ちをよく伝えて」と話す。

 新天本病院(東京・多摩市)もの忘れ外来担当医の杉山恒之さんは、こうした場合には「健康診断に行こう、と勧めてみては」と提案する。「家族が検査をするので付き添ってほしい」と本人に頼んで一緒に病院に行く方法もある。また、信頼するかかりつけ医から「受診してみてはどうか」とひとこと言ってもらうと、素直に病院に出かけることもある。家族だけでまず相談する方法も。

 受診の際、家族は「いつごろから、どんな症状があるのか。どんなことに困っているか」を書いたメモを医師に渡すとよい。「大事なことを伝え忘れる心配はないし、本人の前で症状の説明をしなくても済みます」と杉山さん。

 なお、認知症と診断された場合本人にどう話すのか、告知についての希望をあらかじめ医師に伝え、相談しておくことも大切だ。

 専門医だけでなく、高齢者が日頃から通院する地域のかかりつけ医で認知症の相談がしっかりできるように、厚労省は2006年度から「かかりつけ医認知症対応力向上研修」を行っている。認知症診断の知識・技術、患者や家族への対応法、ケアマネジャーとの連携などについて学ぶ。昨年度までに全国の医師約2万1000人が受講した。

 地域の医師会によっては、研修を受けた、こうしたかかりつけ医をホームページで公開しているところもある。杉山さんは「受診先については、専門医にこだわらず、地元の地域包括支援センターなどにまず相談してみましょう」とアドバイスする。


(つづく)

手荒れ対策

乾燥肌を撃退

読売新聞より


(3)手荒れに効くマッサージ

 新型インフルエンザの流行で、手荒れに悩む人が増えている。頻繁な手洗いやアルコール消毒による肌の乾燥が原因だ。皮膚科医の野村有子さんは「例年、夏場の手荒れは、主婦や美容師など水仕事をする人に目立ちますが、今年は年齢、職業を問わず多く見られました」と話す。

 本格的な冬を迎え、肌荒れへの不安は募る一方。皮膚が荒れると雑菌も繁殖しやすくなるというから、肌に優しい手洗いの方法をぜひ知っておきたい。

 まず、ぬるま湯を使い、強くこすらずに洗うのが基本。指の間や爪の周りも丁寧に。ハンドドライヤーは、指先を乾燥させがち。清潔なタオルで押さえるようにふくとよい。

 手洗いのたびに、こまめにハンドクリームを塗るのが望ましい。マッサージで血行を促せば、さらに保湿効果がアップする。

 ユースキン製薬(川崎市)の高島俊継さんによると、ハンドマッサージの方法は、まず、クリームをたっぷりと手の甲に載せる。次に、手の甲同士をすり合わせて広げたあと、手のひらと甲をすり合わせて、クリームを満遍なく伸ばす。さらに、指を1本ずつ軽く握って引っ張り、指のわきにも塗る。

 滑りが悪くなったら、クリームを追加する。爪の周りにも塗り、爪の横と生え際を親指と人さし指で軽くつまんで押す。

 指のまたも意外に乾燥しやすいので、忘れずに。両手の指を組んで、クリームを塗りながら刺激するとよい。親指の付け根は凝りやすいので、指圧してほぐす。仕上げに、手首からひじにかけて、数回往復してさする。

 指先やひじなど、角質化して硬くなっている部分には尿素入り、あかぎれには血行を促すビタミン入りなど、症状に合ったクリームを選ぶことも大切だ。


(つづく)

乾燥肌と入浴

乾燥肌を撃退

読売新聞より


(2)体洗い「ゴシゴシ」は厳禁

 乾燥肌対策として、暖房を利かせすぎないなど、注意すべきポイントがいくつかあるが、東京逓信病院皮膚科の江藤隆史部長は、「まず、お風呂の入り方を見直してみては」と勧める。

 熱い湯は、皮脂を奪いやすいうえ、血行を促進してかゆみを引き起こすので、ややぬるめがよい。あまり長くつかっていると、角質層がふやけて水分が逃げやすくなる。

 ナイロンタオルやボディーブラシなどでゴシゴシ体をこすると、気分はさっぱりするが、「乾燥肌には厳禁」だ。せっけんなどの洗浄剤をよく泡立てて、木綿のタオルや手のひらで優しくなでるだけでも、十分に汚れは落ちる。

 洗浄剤の選び方も重要だ。持田ヘルスケア(東京)開発部の木次茂信(きつぎしげのぶ)さんによると、せっけんは洗浄力が高い反面、皮脂を取りすぎてしまうこともあるので、脱脂力を抑えた低刺激性のせっけんを使うとよい。「ただし、肌と同じ弱酸性で、刺激の少ないタイプの中には、肌に残りやすいものもあるので、十分に洗い流して下さい」と木次さん。

 セラミドやスクワランなどの保湿成分を含んだ入浴剤を使うのも一法だ。炭酸ガスなどによる温熱効果があるタイプは、刺激になり、乾燥肌を悪化させることがあるので注意が必要。特に、イオウは、肌を乾燥させるので避けたい。

 お風呂上がりに体をふく時も、強くこするのは禁物だ。タオルを軽く押し当てるようにするのがコツ。

 江藤さんによると、入浴により、肌の水分量は一時的に高くなるが、20分ほどで入浴前と同程度まで戻ってしまう。その後、何もしないでいると、さらに乾燥が進む。江藤さんは、「風呂から上がったら、すぐに保湿剤を塗りましょう」とアドバイスする。

 湯上がりに着るパジャマや肌着は、柔らかい木綿が最適。化繊やウールだと、肌を刺激して、かゆみの元になることがある。


(つづく)

乾燥肌対策

乾燥肌を撃退

読売新聞より


(1)角質・皮脂の「バリア」守る

 木枯らしが吹く時期になると、気になるのが肌の乾燥だ。手足の皮膚がかさつき、粉を吹いたように白くなったり、背中がかゆくて眠れなくなったりする。まさに「季節の移ろいを肌で感じる」という人も少なくないだろう。

 今年こそ、冬の乾燥肌と縁を切りたい。それには、どうすればよいか。東京逓信病院皮膚科の江藤隆史部長に相談すると、「角質層と皮脂膜とで、皮膚にバリアを作ること」とアドバイスしてくれた。

 角質層は、肌の最も外側にあり、健康な皮膚では、整然と並んだ角質細胞の周囲を「セラミド」などの細胞間脂質が埋め、水分の蒸発を防いでいる。細胞の内側では、アミノ酸や尿素などのNMF(天然保湿因子)が潤いをキープする。さらに、角質層の表面を皮脂膜が覆い、水分を閉じこめるとともに、細菌やウイルス、アレルギーの原因物質などの異物や、衣類による摩擦などの刺激をシャットアウトしている。

 だが、冬場は血流が低下して新陳代謝が悪くなるため、細胞間脂質、NMF、皮脂の分泌が不足しがちになる。暖房などで乾燥した空気に肌の水分が奪われると、角質層が乱れ、外からの刺激が肌の中まで届き、かゆみを感じるようになる。肌をかくと、角質層がさらに荒れ、ますます肌が乾燥するという悪循環にはまり込んでしまうのだ。

 皮脂や細胞間脂質の分泌は、加齢によっても衰えるという。乾燥肌が年々悪化するように感じていたのは、老化現象だったようだ。

 思わずうなだれると、江藤さんが、「肌の乾燥は、生活習慣を見直すことでかなり改善できますよ」と励ましてくれた。

 次回から、寒気に負けない、潤いあふれる肌を取り戻すための方策を紹介する。


(つづく)

トクホ見直しへ

トクホ 制度見直し開始

読売新聞より


特殊な条件での「効能」疑念
 「体に脂肪がつきにくい」など健康への効果をアピールできる特定保健用食品(トクホ)の見直しが、消費者庁で始まった。消費者に分かりやすい表示のあり方などが検討され、年度内に論点を整理し報告をまとめる予定だ。(前田利親、竹之内知宣)

 「トクホを含めた健康食品の表示を抜本的に見直すべきだ」

 先月25日に消費者庁で開かれた「健康食品の表示に関する検討会」(座長・田中平三甲子園大学長)の初会合では、消費者団体の関係者や大学教授、弁護士ら13人から、トクホに関する様々な意見が出た。

 来年3月までに全6回開かれる検討会では、〈1〉消費者に誤解を与えないトクホの効能の表示の仕方〈2〉トクホを許可した後に安全性に疑念が生じた場合の対応――などが議論される。

 トクホは、科学的な根拠もなく健康への効能をうたう食品と区別するために始まった制度。企業から提出された臨床試験のデータをもとに許可される。

 しかし、被験者の人数が少なく、年齢や体格なども限定された条件で試験が行われることがある。早稲田大学特任教授の鈴木正成(まさしげ)さん(運動栄養学)が、トクホの効能を示すデータを調べたところ、食事の内容を制限するなど、日常生活とは異なる特殊な条件で試験を行っているケースがあったという。

 鈴木さんは「企業は、消費者に誤解を与えないよう、どういう人が、どういう条件でその食品を食べた場合に効果があるのかを、正確に伝える努力をもっとするべきだ」と話す。

 国立健康・栄養研究所(東京)の情報センター長、梅垣敬三さんも「トクホに過度の期待は禁物」という。

 一定の条件があった上で、データを得た商品もあるからだ。例えば、「コレステロールが高めの人に適した」マヨネーズやマーガリンの有効性を確かめた試験では、コレステロール値が正常より高い被験者がその食品を一定量連続して摂取した結果、数値が下がる効果が得られた。しかしトクホによっては、毎日食べ続けるとコレステロール値は低下するものの、エネルギーの取りすぎになってしまうおそれもある。

 「健康な生活を送るためには、バランスの取れた食事、運動、休養が欠かせない。トクホはあくまで食品の一つ。『効果が期待できるかもしれない』というくらいの意識で、生活習慣改善の動機付けとして利用した方がいい」と梅垣さんは話す。その上で、プラス面も挙げる。トクホは科学的な実験が行われており、「根拠もないのに効能をうたう健康食品に比べれば、消費者には安心。食品を選ぶ際の参考になる」と指摘する。

 同研究所では、ホームページ「『健康食品』の安全性・有効性情報」(http://hfnet.nih.go.jp/)を開設し、トクホや健康食品などの情報を掲載している。

安全性再審査、対応遅く「許可一時停止可能にすべき」

画像の拡大 トクホ制度を見直すきっかけになったのが、花王の食用油「エコナ」の問題だ。1998年に許可を受けた商品で、「エコナ」シリーズの年間売り上げは約200億円。トクホの代表的な存在だった。しかし、今年6月、発がん性物質に変わる可能性のある成分が、通常の食用油に比べて多く含まれていることが判明した。

 消費者庁は10月、エコナのトクホ許可に対する再審査手続きに入ることを決めたが、花王は「エコナ」シリーズの販売を中止しトクホの許可を自主的に返上した。

 この騒動で、これまで見過ごされてきたトクホ制度の問題点も露呈した。

 すでに許可されたトクホの安全性に関して、新たな疑念が生じた場合、消費者庁がトクホを取り消すには、安全性を否定する国の食品安全委員会の評価などが必要になる。評価には時間がかかり、迅速な対応が取りにくい。エコナで問題になった成分も、本当に発がん性物質に変わるのか評価は定まっていない。

 もしも企業が販売を自粛しなければ、安全性に疑念のある食品が、国のお墨付きであるトクホの表示を付けたまま販売されることになる。

 消費者団体の日本消費者連盟(東京)事務局長の山浦康明さんは「食の問題は予防原則に立つことが大切。安全性に疑念が生じたら、まずは許可の一時停止をできるようにするべきだ。許可にも有効期限を設け、定期的に安全性などに関する再評価を行う仕組みも必要だ」と指摘する。

市場規模10年で5倍超
 不況でモノが売れないと言われる中でも、消費者の健康志向を受け、トクホ市場は右肩上がりで伸び続けてきた。

 財団法人「日本健康・栄養食品協会」(東京)が1997年度に初めて調査を行った時、トクホの市場規模は1315億円だった。だが、10年後の2007年度には6798億円と、5倍以上に増えている=表=。

 商品の内訳も変化している。当初はオリゴ糖や乳酸菌など整腸関連の商品が全体の9割を占めていたが、07年度には5割にまで減った。

 代わりに伸びが目立つのが、中性脂肪や体脂肪関連の商品だ。97年度にはゼロだったのが、食用調理油や清涼飲料水、茶系飲料などの商品が増え、07年度はトクホ全体の売り上げの23・6%を占めるまでになった。

 特定保健用食品(トクホ) 「コレステロールを下げる」など、健康への具体的な効果の表示を国が許可した食品。1991年にスタートし、現在、油やお茶、ヨーグルトなど900品目近くある。企業から出された試験データを、国の消費者委員会と食品安全委員会で審査し、消費者庁が許可する。


(つづく)

朝の目覚め

朝の目覚め、20代は上司が左右

読売新聞より


北里大などストレス調査
 朝の目覚めの良さは、仕事のストレスなどを反映し、20代は上司との関係、30代は仕事の満足度、40代はリラックスできる時間の有無が最も影響していることが、北里大などの調査でわかった。横浜市で開催中の日本ストレス学会で5日発表する。

 北里大は、企業のメンタルヘルスを助言する日本ヴィクシーと共同で、東京都内の情報通信企業に勤務する20?40代の社員1500人を対象に、生活習慣やストレス度、意欲などをアンケート。〈1〉朝の目覚め〈2〉仕事中の眠気〈3〉休日の寝だめの3項目から睡眠の充足度を「高い」「普通」「低い」の3段階に分け、ストレスとの関係を調べた。

 その結果、充足度の低い群は、高い群に比べてストレスを訴える割合が高く、「会社に行くのがつらい」「ぼーっとする」「集中力が低下する」と答えた人が、それぞれ11・7、11・4、6・6倍も多かった。

 さらに、朝の目覚めの良さには、何が一番影響しているか詳しく分析したところ、20代では「上司との関係」など、年代によってストレスの原因が違っていた。



(つづく)

冷え対策と食事

冬を乗り切る食事

読売新聞より


(4)血行促進食材で冷え撃退

 女性に多い冷え性はこれからが特につらい季節になる。血行不良で起こるケースが多く、血液を通して全身に栄養や酸素が行き渡らないため、手足などが冷たくなる。

 適度な運動や入浴の工夫も必要だが、食事面からできる「冷え対策」もある。

 血行が悪くなるのは、体を中から温める食べ物が不足しているのも原因の一つ。無理なダイエットや朝食抜きの生活では改善できない。熱を作り出す糖質、脂質、たんぱく質の3大栄養素をバランスよく摂取する必要がある。

 野菜に含まれる食物繊維には整腸作用があり、腸から栄養を吸収する効率が高まれば熱量も上昇する。なかでもニンジンやゴボウ、大根などの根菜類は、体も温めると言われている。東洋医学では、様々な食品を経験的に、体を温める「陽性」と冷やす「陰性」、どちらの効果もない「中庸」に分類している=表=。

 血行をよくする食材としてはネギやニンニク、ニラがある。におい成分のアリシンが効くが、「昼間からニンニクは……」「ニラは苦手」という女性も多いかもしれない。

 管理栄養士の村田裕子さんがすすめるのがショウガ。辛み成分のジンゲロンに血行促進効果がある。「普段の料理にたくさん使えるのが便利」と言う。アジの南蛮漬けや鶏のつくね、炊き込みご飯に入れてもいいし、すりおろしてクッキーの生地に混ぜることもできる。

 村田さんは、おろしたショウガを入れてハチミツとレモンで味付けしたショウガ湯を1日1杯は飲む。「朝起きた時でも寝る前でもいい。体がポカポカするのは2?3時間ですが、冷え性の人は1日のうち短時間でも体を温めて」とアドバイスする。(水谷工)

 (次回は「乾燥肌を撃退」)

うつ病100万人超す

うつ病100万人超す…10年で2.4倍に

読売新聞より


軽症者の受診増加も一因

 抑うつなどの症状が続くうつ病の患者数(躁(そう)うつ病を含む)が、初めて100万人を超えたことが3日、厚生労働省が3年ごとに実施している患者調査でわかった。

 長引く不況などが背景とみられる一方、新しい抗うつ薬の登場が患者増につながっていると指摘する声もある。

 患者調査によると、うつ病が大半を占める「気分障害」の患者数は、1996年に43万3000人、99年は44万1000人とほぼ横ばいだったが、2002年調査から71万1000人と急増し、今回の08年調査では、104万1000人に達した。

 10年足らずで2・4倍に急増していることについて、杏林大保健学部の田島治教授(精神科医)は、「うつ病の啓発が進み、軽症者の受診増も一因」と指摘する。

 うつ病患者の増加は、新しいタイプの抗うつ薬が国内でも相次いで発売された時期と重なる。パナソニック健康保険組合予防医療部の冨高辰一郎部長(精神科医)は、「軽症のうつは自然に治るものも多い。しかし日本ではうつを早く発見し、薬を飲めば治るという流れが続いており、本来必要がない人までが、薬物治療を受けている面があるのではないか」と話す。


(つづく)

減塩と果物

冬を乗り切る食事

読売新聞より


(3)果物食べて塩分排出

 冬は血圧が上がりやすい。寒さで血管が収縮し、血液を流す強い力が必要になるからだ。ただでさえ血液が流れにくくなっている高血圧の人は、血管が破れたり詰まったりして脳卒中や心筋梗塞(こうそく)を起こしやすくなる。

 2006年の厚生労働省の推計では、国内の高血圧患者は約3970万人、血圧が高めの“患者予備軍”は約1520万人に上る。

 高血圧の原因の一つが塩分の多い食事だ。日本人の成人1日あたりの食塩摂取量は平均10・9グラム。厚労省は10年までに男性は10グラム、女性は8グラム未満に抑えることを目標とするが、これは健康な人の話。日本高血圧学会の指針では、高血圧患者は6グラム未満だ。

 医学博士で管理栄養士の本多京子さんは「気づかずにとってしまう塩分も大きな問題です」と指摘する。

 寒い季節は温かい麺(めん)類がおいしいが、汁を飲み干すのは禁物。ラーメンだと7?8グラムの塩分をとってしまう。うどんやそばも4?5グラムになる。麺自体にも塩分が含まれるため、麺類はせいぜい週1?2回が原則だ。

 パンにも塩分がある。食パン1枚(6枚切り)の塩分は約0・8グラム。マーガリンやバターを塗ると1グラムを超え、低塩の梅干し1個と同じくらいに。減塩には米飯を主食にするのが近道だが、漬物など「ご飯の友」は控える必要がある。

 逆に摂取を心がけたいのがカリウムだ。野菜や果物、海藻類に多く含まれるミネラルの一種で、血圧を上げる塩分中のナトリウムを体外に排出するのを助ける。冬野菜ではホウレンソウや白菜、小松菜などに多く含まれる。

 手軽にカリウムをとれるのが果物。本多さんは「1日200グラムを目標に」とアドバイスする。リンゴ半分とミカン1?2個を合わせた量だ。

冬場の栄養摂取

冬を乗り切る食事

読売新聞より


(2)抵抗力高める栄養素摂取

 風邪の季節がやってきた。今年は新型インフルエンザも流行している。予防には手洗いやうがい、十分な休養とともに、栄養バランスの良い食事を取ることが大切だ。

 女子栄養大短大部の佐藤智英講師(臨床栄養学)は「日ごろから様々な栄養素を摂取することによって、細菌やウイルスに対する抵抗力や免疫力が高まるのです」と言う。

 カボチャは昔から「冬至に食べると風邪をひかない」と言われてきた。同じ緑黄色野菜であるニンジンやほうれん草に多く含まれるビタミンAは鼻や口、のどの粘膜を丈夫にして細菌やウイルスの侵入を防ぐ。ビタミンAは脂溶性なので少量の油でいためると体内への吸収がよい。

 柿やイチゴに多いビタミンCは抵抗力をつけ、疲労回復を早める効果がある。

 たんぱく質の摂取も欠かせない。感染症から体を守る抗体は、たんぱく質からできているからだ。

 肉、魚、卵、牛乳、大豆などに多いが、高齢者のなかには加齢による嗜好(しこう)の変化で不足しがちな人たちが増えている。手のひらサイズの豆腐、魚、肉のうちいずれかを一食にとるよう心がけたい。

 朝食もしっかりとりたい。人は寝ている間に体温が1度程度下がると言われ、朝食を食べることで体内に熱を生じて体温が戻る。朝食抜きで体が冷えたままで登校・出勤すれば、ウイルスなどに対する抵抗力は落ちる。

 もし、風邪を引いてしまったら――。「風邪の時は食欲がないことが多いですが、食べなければ、なかなか回復しません」と佐藤さん。ビタミンA、Cを多くとり、たんぱく質の補給も必要だ。消化のいい鶏肉や白身魚などは胃腸が弱っている時も適している。



(つづく)
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