疲れないパソコン術
読売新聞より
(3)休憩時に筋肉ほぐす
パソコン作業による目の疲れや、肩こりなどの改善にはストレッチも有効だ。
企業向けに健康管理セミナーなどを開いている「コナミスポーツ&ライフ」ライセンス事業本部マネジャーで、理学療法士の遠藤敏さんに、机周りでできるマッサージやストレッチを教えてもらった。
まず多くの人が疲れを感じる目について。手のひらをさすって温めた両手を両目に軽く当て、目を閉じたまま眼球をゆっくりと1?2回回す。さらに、指の腹で目頭と目尻のきわ、まゆの両端、目の下などを押す。
目の筋肉をほぐし、血行を改善するのが狙い。20?30分に1回程度取り入れるのが理想的だ。目を冷やすと爽快(そうかい)感があるが、「逆に筋肉を硬直させることになるので勧められない」と、遠藤さんは言う。
身体の疲れやこりは1時間に1回15分ほどの休憩をとり、体を動かすことで解消したい。イスに座ったまま上半身を伸ばしたり、ひねったり、首を前後左右に倒したり。ノートパソコンの利用者は無意識のうちに画面をのぞき込むような姿勢をとっているケースが多く、背中に疲れがたまりやすい。イラストのように肩を上下に動かしたり、手を肩に添えて、肩を回したりすると良い。これらの運動は、息を止めずに10?20秒かけてゆっくりと行うと効果的だ。
遠藤さんは「疲れをためたままでは効率は上がらない。ストレッチも仕事と考え、取り入れて」と話す。(斎藤圭史)
(つづく)
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