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腰痛対策
読売新聞より
(2)背骨周辺筋力 予防のカギ
腰痛を防ぐには正しい姿勢を保つことが欠かせない。そのために大事になってくるのがバランス良く筋肉を鍛えることだ。強い筋肉は、コルセット(固定具)と同じ役割を果たし、腰周辺の筋肉、骨への過度な負担を軽減させることができる。
早稲田大学スポーツ科学学術院准教授の金岡恒治さんは、背骨にくっついている体深部の小さな筋肉が腰痛予防のかぎを握るとみる。ブロックとなっている背骨一つひとつを結ぶ「多裂(たれつ)筋」と内臓を覆う薄い「腹横(ふくおう)筋」だ。
金岡さんらは、これらの筋肉を鍛えれば、体を激しく動かしても背骨がずれにくいことをコンピューターを使って確認した。体表面の大きな筋肉である腹筋、背筋を鍛えるより効果的という。
「大きな筋肉に比べ、深部の筋肉を鍛える方が比較的容易。ただ、鍛えるには普段は行わない姿勢をとらなくてはいけない」と語る。
腹横筋は、床の上で横向きに寝て、片方の腕と片方の足で体を支える姿勢を保つとよい。多裂筋は、あおむけに寝て、片方の足と肩だけで体を支え、一方の足を上げる。これを左右交互に行う。それぞれ1日20秒間3回実施する。
瑞江整形外科(東京)の院長、金成道さんも深部筋の重要性を認め、両方の筋肉を同時に鍛えられるトレーニング方法を紹介する。うつぶせ状態から両腕と両足で体を浮かせた後、右手、左足を同時に斜め方向にゆっくりと上げ、下ろす。次に左手、右足でも行う。上げ下ろし8秒が目安。これを1日3回行う。
金さんは「筋肉の多くは、背骨に対し斜めの方向に走っているので、左肩と右腰、右肩と左腰を結ぶラインに注意して鍛えるとよい。腹筋や背筋運動も、上体のねじれを取り入れると効果的」と話す。
(つづく)
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